■2009年後期/その1
2009/07/17「小麦色狂詩曲(ラプソディ)」
2009/08/10|最新単行本情報!
2009/08/16「恋の特別室・6」
2009/08/19|2009夏コミ「愛と超能力少年〜消えたパンツ」
2009/08/24「Mrs.LOLITA〜里沙ちゃんの引越し」
2009/09/13|えろり屋・委託販売始めました
2009/09/19「小麦色狂詩曲(ラプソディ)・2」
2009/10/03|SFモード
2009/10/09|「特典ペーパー」配布店変更
2009/10/16『恋人ごっこ』
2009/10/20|サイン会についての雑文
2009/10/25「こころの乙女ごころ・3」

※赤文字の日記は、マンガの制作秘話です。
※緑文字の日記は、単行本発売の日です。
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■2009/07/17
■「小麦色狂詩曲(ラプソディ)」

 随分とまたご無沙汰してしまいました。
 商業でやりながら同人も……なんて欲張るモンじゃないのかな? と改めて考えつつひたすら作業していた7月上旬でした。こんな状況の中、今月はドラクエ9も発売されちゃいましたからね!(>_<)/ いや、もちろん我慢出来ずにやっちゃいましたが……。

 さてさて本日の日記は「COMIC RIN/8月号」に掲載された「小麦色狂詩曲」について。ちなみに「狂詩曲」はいわゆる「ラプソディ」ってヤツでして、<意味=民族的または叙事的内容を表現した器楽曲>……んまぁ結局雰囲気で付けただけなんですけどね(笑)。
 夏休みのお盆期間中に母方の田舎に里帰りしている康介。中学受験を来年に控えていることもあって勉強していたところ、イトコの浅里ちゃんがやって来た。都会暮らしの康介にとっては、いかにも田舎の元気娘風な浅里ちゃんは昔から正直苦手なのだが、とある日の昼間、2人きりになってしまって……。
 制作していたのは6月中旬頃。
 前回の日記にも書きましたが、元々「COMIC RIN/8月号」には夏コミケの同人誌に載せる「愛と超能力少年〜消えたパンツ」を描く予定だったんですが、まぁ何だか個人的心の揺れ動き(?)により、急遽完全新作の「小麦色狂詩曲」を描くことにしました
 先月「コミック姫盗人/8月号」に掲載された「ずぶ濡れ夏物語」もそうだったんですが、こういった「ひと夏の出来事」的なエロシチュはボク的にはツボ。
 で、今回の「小麦色狂詩曲」は何となく年頃の少年少女のドキドキ感は出せたんじゃないかな〜と思っているのですが、いかがでしょうか? まぁこういった”急遽”の作品に限って結構好きな作品になることも多かったりするんですよ(笑)。上記の「ずぶ濡れ夏物語」も急遽なお気に入り作品ですしね。
 まだ2009年が半分終わったところですが、今のところ今年一番好きな作品かな〜? なんて。

 水着の日焼け跡は絵的に卑猥で好きなんですけど、過去に描いたことあるのは「さくら」シリーズくらいですかね? ……まぁ確か「さくら」シリーズだけで5本(書き下ろし的なモノを含めると7本)も描いてますんで、結構描いてるっちゃ描いてるんですけど(笑)。
 いやでもこの日焼け跡、仕上げをデジタル移行したお陰でかなり楽に出来ましたね! 日焼け跡はアナログトーンでやると大変でしたから……。
 で、今回は初めて背景もコミスタ上で描いてみました。2点透視やら3点透視やら……ちょっとくせになるくらいサクサク描けちゃうんですね〜。いかにもデジタルの力ッス。おそらく今後の作品はすべてこの方法で描いていくことになるでしょう〜。

 さてさてここらで現在のお仕事状況。
 20日ほど日記を更新していなかった間に、「華陵学園初等部/vol.20」用に久々「恋の特別室」を描きたくなりまして……一応「恋の特別室・6」になるのかな? で、早くも先日完成しちゃいました(笑)。
 初等部児童寮に天然露天風呂が仮オープンしたのですが、仮の間は部屋ごと2人ずつの予約制……男女同部屋の”特別室”に入居している恋は、入ってみたいけど啓太と一緒じゃ恥ずかしいと躊躇していたのだが、啓太の方が勝手に予約を入れちゃっていて……という感じの話。
 温泉を描くのは「湯けむり天国」って作品以来2度目なんですけど、これもデジタルの力は偉大だな〜と改めて感じさせられましたよ! んまぁ詳しいことはまた掲載後の日記で……。

 で、現在まさに制作中は「コミック姫盗人/10月号」用の原稿……これが「恋の特別室」よりも久々なんですが、「Mrs.LOLITA・6」を描きます(笑)。また「6」かよ! とは言いっコなしで。いや、「恋の特別室・6」は制作時間もなかったので、慣れたキャラで描いちゃえってことで強引に描いちゃいましたが、「Mrs.LOLITA・6」についてはまぁとある事情があったのですよ……こちらに事情も後日、日記に書けるかな?
 同人誌の入稿日も迫って来てますんで、今月後半はまた余裕がなさそうですね〜(>_<)。

 と言ってる中アレですが、ボクは明日からちょいと旅行に行って来ます(笑)。いや、コミケの当落発表前からヨメと計画していた旅行なんで、今更忙しいから……ってワケにはいかないのですよ。
■2009/08/10
■最新単行本情報!

 7月はいつもの商業誌に加え同人の方もやらなければいけなかったので、最初からかなり気合い入れて仕事を進めていたのですが、何とか目処が立ったところで2泊3日の旅行に行ったりドラクエクリアしたり何だかいろいろやってたら、8月に入って急にやる気指数「0」になりました(笑)。
 そんなこんなで現在、気づけば前回更新から3週間ほど……早くもやる気指数「0」の10日目です。

 やる気「0」とはいえ8月になったらなったでやらなきゃいけない仕事はあるワケで……まず当面の仕事は来月9月発売「COMIC RIN/10月号」用の原稿。このネームがなかなか進まなかったのですが、ようやく昨日完成。タイトルは「小麦色狂詩曲(ラプソディ)・2」……現在発売中の「COMIC RIN/8月号」に掲載されている日焼け田舎娘の続編です。
 あまりにもネームに苦労していたボクを見かねて、先日珍しく編集さんとネタ出しの打ち合わせを……「1」が意外と評判が良かったみたいなので、今回はその続きで良いんじゃないか? と……大した打ち合わせじゃないか(笑)。
 今回は突然浅里ちゃんが東京にやってくる話です。例の有名店アイスを買いに康介と中目黒に向かう浅里ちゃんだが、東京のあまりの人の多さに面食らって……とかそんな感じのお話。前回の田舎風景から真逆の都会……作画に時間掛かりそうだ……(>_<)。

 そしてそして……通算16冊目(!)となる最新単行本情報解禁ですっ♪ いや、箝口令が敷かれていたワケではなく、既にスケジュール的に動かせない”決定事項”になったってだけですが……。
 発売元は前々作『小っちゃな恋のメロディ』と同じ茜新社。茜新社では通算4冊目の単行本になりますかね〜?
 なモンで当然収録作のメインは茜新社発行の雑誌「COMIC RIN」掲載分になるワケですが、予定では3本ほど他誌掲載の作品が混じると思います。その辺いろいろと事情があるのですが、まぁまた発売後にお話するとして……一応11本収録+書き下ろしミニマンガ1本の予定。
 あ、一番肝心な単行本タイトルですが、一応『恋人ごっこ』になる感じです……収録予定の作品から持って来たタイトルなので、「恋人ごっこ」は収録決定ですね。
 で、発売は10月16日ッス。月末発売なら〆切等の把握もしやすいのですが、中旬発売ってちょっと中途半端だったりするんですけど……まぁこれは上記の通り、決定事項なので。
 全然関係ない話ですが、『小っちゃな恋のメロディ』→『恋の特別室』→『恋人ごっこ』と、タイトルに「恋」が3連続採用……いやまぁホントどうでも良い話でした……。

 期間限定のトップ絵でも告知しました通り、夏のコミケが近づいて来ました。
 先日サークル仲間のゆうろくんのところに印刷所から見本誌が届いたそうで、なかなか良い感じだそうです……って3人で出す合同誌なんだから、3冊送ってくれば良いのに(笑)。
 コミケ初参加のボクですが、どんな感じになりますかね〜? 楽しみなような、不安なような、何より早くも面倒くさいような(笑)。
■2009/08/16
■「恋の特別室・6」

 エライ肩こりと首痛です(>_<)。
 ちょうど2ヶ月前にも同じ症状になったのですが、あの時とどっちが痛いだろ……? あの時も時間が解決してくれましたんで、とりあえず放っておきますが。

 ……って実は今日、夏コミ3日目なんですね! 夜型だった生活サイクルを一気に逆転してやろうと早々に布団に入ったのですが、起きたら2時間しか寝てませんでした(笑)。現在16日の午前3時……身体は昼寝くらいにしか思ってくれなかったんですかね……まぁでも、初参加ですし、とりあえず頑張りますよー。

 そんなワケでコミケの感想等は後日ゆっくり書こうと思っておりますので、今日の日記は「華陵学園初等部/vol.20」に掲載されている「恋の特別室・6」について。正式の発売日は17日になるのかな?  今回は前倒しでひとつよろしくッス。
 この夏、初等部児童寮に天然露天風呂が仮オープン! 児童寮生なら自由に入れる嬉しい施設だが、さらに拡張が予定されている来春までは部屋ごと2名1組での予約制となっていた。……自慢げに感想を語る美咲菜奈も入りたいのは山々だが、部屋ごとの入浴ということは、特別室101号室である恋は必然的に啓太と一緒に入らなければいけないというワケで……。
 制作していたのは7月上旬。
 オークスの編集さんには申し訳ないですけど、次の「COMIC姫盗人/10月号」用の原稿が絶対に落とせないモノだったので、時間的都合により新しいモノではなく既成のキャラを使い廻させて貰うことに……や、と言っても恋と啓太が一緒に風呂に入るという話は前々から考えていたモノで、ちょっと早まっただけなんですよ。
 ただ元々考えていた話は”2人で一緒に風呂に入らなければいけない”という例の「特別室用課題」で無理矢理に……って感じだったのですが、自主的に一緒にって方がこの場合面白いかな? と思いまして、急遽天然露天風呂の件を付け加えました。
 露天風呂を描いたのは『つるぺた天使』(東京三世社)収録の「湯けむり天国」以来2度目かしら? あの湯けむりの感じをガーゼにホワイトつけて描く”アナログ”な感じが結構好きだったのですが、今回はデジタル……どうなることかと思いましたが、いやいや、むしろアナログより断然楽だし、結構良い感じに出せましたヨ。
 デジタル作業の点で言えば、お湯の感じとか床石の感じも楽でしたかね。
 あ、後ボディーソープのぬるぬる感! これもかなりデジタルの恩恵を受けました。アナログの場合は当然仕上げのトーンを貼る前に全部線を描いてなきゃいけなかったのですが、デジタルの場合「ここもうちょっとぬるぬる欲しいな〜」って時はどんな状態からでも追加出来ますからねー。いや〜、アナログの方が勝る技術の見せ所って、どんどん減って来るなぁ……(しみじみ)。
 いやでも、久々の恋と啓太はやっぱ楽しいッスね。無理矢理な設定でも何とか話になっちゃう辺り、かなり便利なキャラです。
 つーかそもそもで言えば普通、児童寮に天然露天風呂なんて作らないでしょうしね(笑)。まあそれを言ったら最後の恋のセリフじゃないですが、男女同部屋なんてモノも普通作りませんでしょうし……そこら辺はフィクションの良いところー。
 ちなみに恋と啓太の話では、他に「児童寮恒例・夏の肝だめし大会」なるネタを考えてあったりします……天然露天風呂ネタとどっちを描くかちょっと迷ったのですが、まぁこちらの発表は季節柄も考えて、早くても来年の夏ですかね〜(笑)。

 ちなみに本日の夏コミ、我が「えろり屋」は3人の合同誌を出すつもりなのですが、売り子はボクとゆうろの2人だけ……ふうたまろ氏は仕事が忙しすぎて身動き取れないそうです(笑)。
 どんな風な一日になるかまだ全然解りませんが、売れると良いな〜。
 念のため、今日の「えろり屋」のスペースは東地区 "ウ" ブロック 26b。友達からの「ポスターとか作ると遠くからでも目立って、それだけで売り上げも違うと思うよ」との助言もあり、ポスター作りましたんで、そちらを目指して来て頂いても良いかも。
 まだボクは確認してないのですが、かなりデカイらしいです。デカすぎて貼れないかもしれないらしいです(笑)。

 ま、とりあえず3日目いらっしゃる方、会場でお会いしましょー♪
■2009/08/19
■2009夏コミ「愛と超能力少年〜消えたパンツ」

 肩こりと首痛はだいぶ良くなりましたねー。後もう一息って感じでしょうか。

 まずは我がサークル「えろり屋」に足を運んで下さった方々、そして何よりお買い上げ頂いた方々、本当にありがとうございます!(>_<)/ こちらも何分初参加だったモンで不手際があったかもしれません。至らぬ点はホント、申し訳ございませんですー(>_<)。

 えっと、とりあえずはいつもの日記の感じで、初の同人誌である「えろり屋/vol.1」に収録されたボクのマンガ「愛と超能力少年〜消えたパンツ」について書きましょうか。
 愛ちゃんのクラスに転校して来た男の子は、愛のイトコである吉田玲治くん……クラスの前では大人しい優等生タイプの彼だが、愛の前では腹黒で陰湿な性格……そして何より彼はとってもスケベな超能力少年なのだ!
 制作していたのは5月末から6月末まで。仕上げの途中で別件の仕事で「小麦色狂詩曲」という作品を新たに描いていましたので、完成までは1ヶ月近く掛かりましたかねー。
 この作品は何かと曰く付きの代物でして(笑)……ここでも以前書きましたが、元々は「コミック姫盗人」用に描いたネームでした。一応OKは出たモノの、非現実的なシチュエーションが編集長さんはあまり好きではないらしく、「好きじゃない」と言われたところでこのまま制作するのもこちら側のテンションも上がらないので、「姫盗人」には他のネタ(「ずぶ濡れ夏物語」)を新たに起こし、こちらは「COMIC RIN」の方に持って行くことに……。
 そしてこの作品を描いている途中の6月10日頃(でしたっけ?)、夏のコミケの当落が解りまして、めでたくと言うか残念ながらと言うか、まぁ受かっちゃったワケです。ただ何分初めての同人誌でどんな人が読んでくれるのか、そもそも買ってくれる人がいるかどうかも解らないので、気持ちの持って行き方が解らないワケですよ。その時はもう「愛と超能力少年」は既に仕上げに入ったところだったんですが、次に制作する同人用原稿のことを考えると、ものすごく憂鬱な気分になっちゃったんです(笑)。
 そこで考えたウルトラC的発想(あくまで自己比)が……「愛と超能力少年」を同人に回す、ということ(笑)。サークル仲間からは「さすがにそれは不味いんじゃないか?」との声もありましたが、「RIN」の編集さん的には「それよりも良いモノを描いてくれれば構わないッスよ」とのこと。そして「RIN」用に新たに考えたのが前記の「小麦色狂詩曲」なワケですよ。
 「姫盗人」→「RIN」と流れ流れて辿り着いた先が初の「同人誌」でした(笑)。まぁネタ的には一番「同人誌」っぽい話だったかもしれませんね〜。
 この話の「1話目」的話である、6年前の作品「愛と超能力少年」については、「えろり屋/vol.1」内のあとがきに描いてあるので割愛。久し振りに理不尽な犯され方をする女の子を描いてみたくなったんですよねー。
 
 いや〜でも、話では聞いていたものの、今更ながらコミケは人の数ハンパないですね〜。ボクが参加した最終日は20万人だったそうですよ……ってまぁボク自身は2度ほどタバコを吸いに外に出ただけで、ほとんどはスペース内で座っていただけだったんですけどね(笑)。いやいや、他人事で申し訳ないですがが、お客さん側は大変そうでしたわ。
 商業誌でいくら連載していても読者さんの顔は見れないワケですけど、同人誌の即売会は直接顔が見えますからね、これはなかなか刺激的な体験でした。昔2回ほどウチのサイト主催でオフ会やったことがありましたが、あのまったりとした感じともまたちょっと違いましたかね〜。
 ちなみにあの日は500冊用意していて、計算すると40秒に1人は買ってくれないとすべて捌けないとのコト……ゆうろくんとも「どうせ売り切れるワケないんだし、暇だろうからその時はドラクエでもやってようぜ」なんて呑気なこと言っていたのですが、蓋を開けてみれば嬉しいことに……というかむしろ恐ろしいほどに、予想もしてなかったペースで次々と本が売れまして、結局午後1時09分(売り子の手伝いをしてくれていたやまのくん計測)にすべて完売してしまいました……あやうく自分たちの分まで売っちゃいそうになりました(笑)。
 いやいや、こればっかりはもう感謝、感謝の一言ですよぅ。「ファンです〜」的な声を掛けてくれた方も結構いらっしゃいまして、それはそれは嬉しかったです。励まされると元気が出ます。ただ「たまちさんのマンガを初めて読んで、エロマンガを読むようになりました!」と言われた時は、何かいけない道に誘い込んでしまった張本人として、ちょっと申し訳ない気分がしました(笑)。
 4,5人の方にスケブを頼まれて描いたのですが、あまりにも忙しすぎて適当な絵しか描けなかったですが……つーか、やっぱその場で描くっていうのはボク、苦手みたいです(笑)。出来れば次回ある時は、スケブはなしの方向でお願い頂けると嬉しいのですが……。
 あ、後、最後に1人、売り切れ間近のピークだったモンで、スケブをお断りしてしましました……あの方にはホント申し訳なかったです(>_<)/。今になってよく考えれば、売り切れちゃった後は暇なんで、描けば良かったですね……いやもうホント、あの時はこっちもいっぱいいっぱいだったモンで……(>_<)。

 で、最後に今後の「えろり屋」についてですが……。
 夏コミで出した新刊「えろり屋/vol.1」については、一応再版をかけて書店等に卸すつもりです。やっぱコミケに来れる方々ばかりではないでしょうし、モノは試しに的に通販もしてみようかな〜と……ただ書店売りにするやり方も全く解らないド素人なモンで(笑)、いつになるかは解りませんが。とりあえずは再版が先ですね。
 そして冬コミ……一応申し込みだけはしてみるつもりです。受かったら、なるべく新刊出そうと話し合ってはいますが、最悪の場合は既刊持ち込みだけかも(笑)。今後もことも考えて、まずは継続が大事かな、と。受からなかったら……正々堂々と宣言します! 「出したくても出せないんだからしょうがないじゃん!」と。

 ただね……今更ここで言うのも何ですが、1冊1000円って高かったですよね?(笑) いや、ボクらも最初は800円で売ろうって言ってたんですよ!? ただ客としてすらコミケに参加したことないボクらには、相場がどれくらいなのか解らないワケですよ……そしたら我が「えろり屋」の相談役(?)である、神馬耶樹さんが「カラーが8ページもあるし、1000円で全然大丈夫ですよ」って言うモンだから……で、会場に行ってびっくりですよ。1000円の本出してるところなんてほとんどないんですね(笑)。
 そんなワケで、当然100円玉のおつりも何も用意してないボクらは、泣く泣く値段表に「1000円」と描くしかなかったワケです……。
 ですので次回冬コミは、500円くらいで買える程度のページ数の本にしたいね〜などと相談しておるところです。や、もちろんその時持って行くであろう既刊本は1000円で売らして貰いますけどね……夏と冬で値段が違ったら、夏に買ってくれた方に申し訳ないので……。
 あ、もちろんここまでの話は”受かったら”の前提ですが……受かっても受からなくても変わらない状況として、「冬はふうたまろ氏は多忙につき何も出来ない」です(笑)。
■2009/08/24
■「Mrs.LOLITA〜里沙ちゃんの引越し」

 いきなりですが……本日発売の「コミック姫盗人/10月号」……何と最終号ッス(>_<)/。

 「コミック姫盗人」休刊の詳細については後述するとして、まずはたわいもない話から(笑)。いつものように「コミック姫盗人/10月号」掲載の「Mrs.LOLITA〜里沙ちゃんの引越し」についての制作裏話〜。
 ごくごく普通のしがないサラリーマン澤中慶喜(ヨシくん)は、会社の出向命令により急に転勤が決まってしまった。同僚らが開いてくれた送別会も終わり、明日はいよいよ引越し日……そんな旧家で過ごす最後の夜、どう見ても小学生高学年くらいにしか見えない奇跡の姉さん女房澤中里沙ちゃんは、いそいそと荷造りを進めているのだが……。
 制作していたのは7月後半。初の同人誌入稿時期と重なり、慌ただしかった頃です。
 「Mrs.LOLITA」シリーズ通算では、6作目になるんですかね? (まぁ単行本に2ページのミニマンガも描いたことがありましたが、シリーズとしては除外)
 5作目となる「Mrs.LOLITA〜里沙ちゃんの記念日」を描いたのがちょうど1年前の「コミック姫盗人/10月号」……もっと久々な気がしてたんですけど、まだ1年しか経ってないんですね〜。
 このシリーズは特にコスプレに拘って描いて来たシリーズでもないのですが、「ブルマ(1話目)」→「セーラー服(3話目)」→「ランドセル(5話目)」と来て、さて次は何か?
 ……えぇ、まぁ季節も季節ですし、やっぱスクール水着なワケですよ(笑)。
 いつかこのシリーズで描きたいと思っていたスクール水着……1作目にも、5作目にもちょろっとだけ里沙ちゃんのスクール水着姿を描いたのですが、実際に着てエッチをする展開は今回が初めてだったりします。
 で、お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、最終号掲載ってことで「転勤」「引越し」「今後(未来)に向けての2人の想い」等、何となく最終回っぽい話になっております。いや……ホントに最終回として描いたワケではないですけどね、一応”一区切り”ってコトで……この2人なら、引越し先でも話はいくらでも描けそうな気がしますし……(やることは変わりないんだから(笑))。
 ラストのオチに関わるセリフなのでココでは詳しく書きませんが……個人的には枯れちゃった里沙ちゃんも見てみたい気がします(笑)。

 さてさて、おそらくここからが今日の本題……えぇ、「コミック姫盗人」が休刊になります。
 社内で休刊が決まったのは4月末とのコト。で、この情報をボクが知ったのは、「8月号」掲載の「ずぶ濡れ夏物語」入稿時の打ち合わせの時ですから、5月下旬ですかね〜? えぇ、結構前から知ってはいたんですよ。ボクは偶数月の隔月掲載ですから、次号掲載予定の「10月号」で最後になる、とね。
 「姫盗人」が休刊になれば、当然ボクの仕事は減っちゃいます……ですのでボクが他誌での仕事を増やして貰うためにも他社の担当編集者に話すのはしょうがない、だけど一応まだネット等では公にしないでくれ、と箝口令が敷かれていたんですわ。
 ただね……これは担当(編集長)にも言ったのですが、前号の「9月号」の予告で”次号が最終号”と書かないのはどうなのかな〜? と。13年も続いた老舗雑誌だったってことは、それなりに読者に愛されていたから続いていたワケで……なのに発売されたから買ってみたら、いきなり最終号ってあんまりな……(笑)。
 実はまだまだ言いたいこと、愚痴りたいこともあったりするのですが、編集長さんの遣り切れない想いとか複雑な気持ちも解るんですよね……編集長に就任した途端、上から休刊だぞ!と言われちゃ、そりゃテンション下がりますよね(笑)。完全に敗戦処理に登板した投手だモンな……(>_<)。

 で、今後の松文館。
 もちろん社内方針の詳しいことは知りませんし、ここで勝手なことを書いても拙いんでしょうが、とりあえずボクが聞いた限りでは、携帯マンガやら成年マークなしのアンソロジー等は出し続けるようですが、完全に成年向けからは撤退らしいです。ですので現在「姫盗人」掲載作家も、既に刊行中の成年マークなしのアンソロで描く人、携帯マンガに移行する人もいるみたいですね〜(もちろん他誌で描く人、行き場がなくなる人もいるんでしょうけど……)。
 一応ボクも「今後も良ければ是非」と打診されたワケですが……元々ロリ系作家のボクは端から携帯はアウト(笑)。で、成年マークなしのアンソロで描くとすれば、単行本になった時も当然判型の小さい成年マークなし&修正バリバリの単行本で出さなきゃいけないワケで……。
 今でも「COMIC RIN」「華陵学園初等部」の成年向け雑誌で連載中ですからね、そんな作家の修正バリバリ本は誰もわざわざ買わないだろうとも思いますし、せっかくエロエロでばっちり局部も書き込んでますので(笑)、今後はのっぴきならない事情(ロリの完全規制とか)がない限り、とりあえず松文館とは仕事はしない、という方向になりそうです。うーん、やっぱり無理してでも2,3誌掛け持ちしといて良かった♪ ……あ、でもアンソロでの再録等は今後もあるかもしれませんが(笑)。
 もちろん松文館からの既刊本『少女発情中』『Mrs.LOLITA』も、在庫がなくなり次第廃版です。残念ながら増刷も絶対にされません……ですのでまだ未購入の方、買うなら今のウチですぞ!(>_<)/

 で、今後のたまちゆき。
 3誌すべてを隔月で廻してましたんで、このままなら当然収入も2/3になる……でもそれは困る(笑)。
 というワケで、とりあえずは「COMIC RIN」を3ヶ月に2本ペースに微UPさせて様子を見ることになりそうです。一応毎月描いても良いですよ〜と有り難い言葉も頂いているのですが、冬コミ受かったらまた大変になっちゃうので……まぁ元々「華陵学園初等部」は隔月誌なんで、増やしようもないです(笑)。

 で、今まで「コミック姫盗人」に掲載された単行本未収録の作品。
 実は最終号掲載分も含めると、全部で9本……後1本描いていれば単行本になったんですね(笑)。惜しいというか……ただもしギリギリ単行本になってたら増刷も絶対されないって解ってる本はすごく寂しいですが(笑)。
 まぁもちろん、何か1本描いて(または足して)上記の成年マークなしの単行本で出すっていう選択肢もありなワケですが、だったら他社で出しちゃいます、というワケですべて引き上げちゃいました。ですので今後は茜新社、オークスから発行の単行本にちょろちょろっとブレンドしながら小出しにしていくつもりです……まぁ「華陵学園初等部」という雑誌の性質上、オークスでは難しいかもしれませんが(笑)。

※ちなみに10月16日発売予定の茜新社からの新刊『恋人ごっこ』にも、既に1本「姫盗人」からの移籍組が決まっております〜。

 ただね……他社の単行本に収録するのに問題は「Mrs.LOLITA」シリーズなんですよ。9本中3本がこのシリーズで、松文館では同名タイトルで一度単行本出しちゃってますからね……。まさか『小っちゃな恋のメロディ』の時みたいに、シリーズの1,2,3話目を再録で入れるワケにはいかないでしょうし(3本はさすがに多すぎ)。「華陵コミックス」も里沙ちゃんは”華陵学園”と全く関係ないアダルトですし、間違いなくダメでしょう(笑)。
 まぁでも、「Mrs.LOLITA」は「コミック姫盗人」でしか載せられないと最初から思ってましたから、最終号の今回、あえてこのシリーズの続きを描いたんですけどね。
 編集長さんも「最後はコレで来ましたか」と……ちなみにボクは次が最終号だと聞いて、その瞬間その場で「あ、「Mrs.LOLITA」描こう」と頭の中で考えてましたから(笑)。
 ですので……そのうち気が向いたら、それこそ同人誌とかで出すかもしれません(笑)。既に単行本収録済み3本と、未収録分3本、それに新作を1本くらい描いて1冊にまとめて……いや、それだけで120ページを超えるかなり分厚い本になっちゃいますよ……(何部くらい売れるか解らないけど、それ在庫抱えたら大変だな〜〜〜(>_<))。

 今日の日記もやたら長かったな〜。しかも書いてる内容が内容なだけに、多少慎重になってますんで、えらい時間掛かっちゃいました(笑)。
■2009/09/13
■えろり屋・委託販売始めました

 本日9月13日はウチのヨメの誕生日……とまぁそんなことは置いておいて。
 タイトルの通り……夏コミで出した新刊「えろり屋/vol.1」が、「とらのあな」「メロンブックス」で委託販売が始まりました♪
 ……最近サイトの更新が滞っていた原因はコレ。今回同人誌専用の宣伝ページ「DOJIN」を作ったのですが、どうせなら委託販売が開始されてから公開したい……と思ってたら、いつの間にか9月半ばになってました。
 8月末くらいから本格的に再版&委託販売に向けて動き出したんですが、いや〜、結構面倒くさいんですね、委託するのって(>_<)。サークル登録をしたり、見本誌を送ったり、納品書を送ったりと……通販やってるサークルの方々すべてがこの道を通ったと思うと、ちょっと尊敬してみたり(笑)。
 まぁ再版の方は同じ印刷所に同じ工程でお願いしたので、意外とサクッと出来ましたけどね〜。
 夏コミで買い逃した方も、全くチェックしてなかった方も、是非是非よろしくお願いします〜♪

 そんなこんなで過ごしていた8月下旬からの今日までですが、何だかもうすっかり季節は秋ですね。今年の夏はあっという間に過ぎ去ってしまいました。
 
 茜新社より10月16日発売単行本『恋人ごっこ』は、カラー表紙やら書き下ろしマンガ、後書き等は一応完成。後残っている作業は原稿の直しですかね〜。
 あ、ちなみに今回のカラーも「えろり屋」仲間でであるゆうろチンに塗って貰ったので、なかなか素敵な絵に仕上がっております♪ もちろん印刷具合がどうだか解りませんが、イラスト自体の第一印象では、今までの単行本の中でも一押しな感じッス。ただボクも一応の経験者(元デザイナー)として言わせて貰うと、今回のタイトルロゴ等のデザインは大変そうです(>_<)。絵自体の色味が完全に暖色オンリーですからね、あまり奇抜な色を使うと浮いちゃうし、かと言って溶け込んで目立たないのも困るし……んー、まぁその辺はデザイナー・マジックに期待して(笑)。

 で、現在進行中のお仕事ですが……現在「華陵学園初等部/vo.21」用の原稿「こころの乙女ごころ・3」の下書きが終了したところです。
 やーでもコレ、単行本作業やら同人委託販売の準備をしながら話を考えていたので、ネーム作業がえらい苦労しました(>_<)。
 何度も何度も書き直して、10ページまで描いたネームを全ボツにしたり……や、10ページまで描けたネームが最後まで描けないってことは、今までなかったんですよ。最初の4,5ページまでっていうのならよくあるんですが、10ってことは既にエッチシーンに入ってますからね。ぶっちゃけた話、後はエロいことやってればページは埋まるんじゃないか? と(笑)。
 まぁエロければすべてエロマンガとして成り立つというワケではないのが奥の深いところ……またまた日々勉強の毎日でありまする。
 
 実は来月発売の「COMIC RIN/11月号」にも描く予定だったのですが、どうやら無理そうです……ホントは単行本発売月ですから宣伝の意味も兼ねて載せたかったんですけど、「厳しいようでしたら一応来月の予告には載せないでおきますね」と編集さんに言われたら、緊張の糸が切れちゃって。まーいいか、単行本出る時に雑誌に載らない人って、結構いるし、って(笑)。
 当面は「こころの乙女ごころ・3」の完成に向け集中し、今月末までに単行本のおまけとして付く「特定書店用ペーパー」を描かなければなりません。あ、それとモノクロ原稿の直しか……むー、まだまだいっぱいあるぞ……(>_<)。
■2009/09/19
■「小麦色狂詩曲(ラプソディ)・2」

 10月16日発売の単行本『恋人ごっこ』ですが、それに関して何やらいろいろと動きが……。
 そちらの件については後述するとして、まずは先日発売された「COMIC RIN/10月号」に掲載された「小麦色狂詩曲・2」について。
 夏休み、田舎に里帰りしていた康介は、そこでイトコの浅里ちゃんとエッチしてしまう。今度会うのはお正月……と思っていたら、突然浅里ちゃんが上京してくることに! しかも駅で向かえた浅里ちゃんは、いつも田舎で会う彼女とは違って、ちょっとオシャレをしていて……。
 制作していたのは8月……8月頭からネタ出しやらネームを初めて、夏コミで疲れて、結局8月の下旬頃まで……何だかダラダラと長い間制作していたような気がします。
 夏コミの新刊「えろり屋/vol.1」のあとがきにも書いたのですが、実は前回の「小麦色狂詩曲・1」は10月発売の単行本に元々は収録する予定だったんですよ。続きはそのうち描けばいいや〜、と。
 ですから今回の10月号には全く違うネタを描こうと思っていたのですが、ネタ出しで躓きまして……編集さんとも話し合ったところ、結局今号には続きの「2」を描くことに。ですので必然的に「1」の方も単行本収録が見送られ、発売2ヶ月前になって「1」の代わりに収録する作品を考え直すことになっちゃった(笑)。
 今回の「2」は「1」の田舎とは正反対で、都会が舞台。まぁ都会と言っても中盤は公園の中なので、そんなには苦労しなかったのですが、序盤とラストに出て来る駅を描くのは面倒くさかったですねー。あ、ちなみに作者側の勝手なイメージとしては、あの駅は「上野」でございます。
 「田舎編」「都会編」と来たんで話の区切りとしては良いような、でも続きが描きたいような……次描くとしたら話の流れ的には「お正月編」ですかね〜? 今度は冬の田舎編……辺り一面を雪景色にしてやろうかと思ってたりしますが……ってコレばっかり描いててもしょうがないんですけどね(笑)。
 
 さてさて冒頭で描いた単行本発売に関しての「動き」ですが……えぇ、単行本『恋人ごっこ』発売を記念して、何と私、サイン会を開くことになっちゃったんです(笑)。
 日時は10月25日(日)午後2時から。場所は秋葉原の「ダンジョンブックス」という書店さんです。
 ダンジョンブックスの場所と参加方法等の詳細については、是非こちらでチェックを。
 ホントはボクのサイトでも情報を出したいところなんですが、正直言いますとボク自身、ダンジョンブックスさんに行ったことがないのです(笑)。参加方法等も状況によっては変わるかもしれませんので、このサイン会に関しての情報はすべてあちらで入手して頂きたいな、と。(個別の問い合わせもすべてダンジョンブックスさんの方へお願い致しまする)。こっちとあっちで情報が違ったりすると混乱しますしね〜。

 そもそも何でいきなりサイン会を開くことになったかと言えば……8月の終わり頃、ダンジョンブックス側から依頼があったと編集さんから聞かされたんですが、えぇ、始めはお断りするつもりだったんですよ。
 人前に出るのは先日の夏コミでも売り子やってるからまぁ良いのですが、サイン会はお客さんの1人ひとりの目の前で絵を描かなきゃいけないですからね〜。何かほら、やっぱ緊張しちゃうじゃないですか(笑)。
 で、編集さんといつものファミレスで打ち合わせをしている時に、試しにパラパラっと絵を描いてみたんですよ。そしたら「スピード的にもクオリティ的にも全然行けるじゃないですか〜」と……で、おだてられると悪い気はしないボクですから(笑)、じゃあ調子に乗って「やってみますか」、と……引き受けた今でも、実はすごく不安ですが(笑)。

 ちなみにかなり昔、東京三世社直営の書店「DO!BOOKS」(今はもうないんだっけな?)でサイン会をやらないかと一度依頼があったのですが、あの時は話があったその電話で「やりません」と即答しました(笑)。
■2009/10/03
■SFモード

 10月突入……単行本発売日がいよいよ近づいて来ちゃいましたね〜。
 冒頭で申し訳ないですが、しつこい程に宣伝を……ボクの通算16冊目単行本『恋人ごっこ』は再来週の木曜日、10月16日発売ですよ!

 2週間ぶりの更新ですが、シルバーウィーク(……この言葉定着してるのか?)を挟んだりしましたので、仕事したりダラダラしたりとまぁマイペースに過ごしておりました。

 で、仕事の方は制作中だった「華陵学園初等部/vol.21」用の原稿「こころの乙女ごころ・3」が完成しまして、その後は上記単行本の”店頭配布用ペーパー”って言うんですかね? それを描いてました。ここ何作か単行本発売の際には必ず描いてるんですけど、初めて2枚描きましたよ。
 ひとつはボクのサイン会も開いて下さる、ダンジョンブックスさん用。こちらには収録作「思春期の好奇心」を使ったミニマンガを描きました。
 で、もうひとつがオータムリーフさん用。こちらはペーパー自体がちょっと小さめなので、同じく収録作の「美夜の生徒会日誌」より、ミニミニマンガを……(笑)。苦労性って言うか……自分で自分の首を絞めるの好きだよね〜、オレ。
 とは言ってもまぁ1日で出来上がったんですけどね。お買い求めの際はこちらの両店で購入して頂けると、ちょっと得した気分になれるかもしれませんですー。なくなり次第配布終了だと思いますので、お早めにどうぞー。
 これでとりあえず、今回の単行本発売に当たってのボクの作業はすべて終了致しました♪ (……サイン会が残っていますが、まぁそれは置いといて……)。

 で、次の仕事は通常業務……「COMIC RIN/12月号」用の原稿、まずはネームでございます。
 これがまぁ、かなり難産でしたねー(>_<)。単行本作業が終わって一段落しちゃったせいか、全然やる気が起きなかったんですよ(笑)。一応10月になったらようやく尻に火がついて、机の前でウンウン唸り出しはしたのですが……。
 結論から申しますと、今回は「若葉(仮)」という作品を描くことにしました。「若葉(仮)」……これが正式タイトルでございます。

 実はかなり前から温めていた、ちょっと異色のお話でして……まぁ簡単にお話しますと、小学生の時に好きだった女の子(後に交通事故で死去)にそっくりのラブ・ドールをネットで見つけて、寝呆けてたせいでつい注文しちゃったら、ホントにその子そっくりのロボット型ラブ・ドールが来ちゃった、ってお話……って、何だかすごく軽〜いお話のように聞こえますが、自身初の24ページモノ。大ボリュームです(笑)。
 ……や、ホントにいつ頃考えたネタだったっけな? ……えーと、ネタ帳に書いてある順番で行くと、昔、松文館のアンソロに描いた「窓に浮かぶ黒い影」の次に書いてあります……つーことは、2006年の2,3月ってところですね。3年半温めていたようです(笑)。
 もちろん当時は覚え書き程度のストーリーで、今回は雑誌掲載の商業作品として仕上げるため、真剣にアイデアを練り直しましたので、全く別物っちゃ別物なんですけどね。オチも全然違いますし、そもそも24ページなんて行くハズもない馬鹿っ話だったんで……。
 軽くSFが入った話なので同人誌で描くしかないかな〜と放置され続けていたのですが、直前に「藤子・F・不二雄」のSF短編集なんか読んでたのがいけなかったんでしょうね。ギアが思いっきりSFモードに入ってました(笑)。
 まぁでも面白い話になりそうなんで、是非12月号で!
 24ページは未知の領域なんでどれくらい掛かるか読めないのですが、頑張って描きますよー。
■2009/10/09
■「特典ペーパー」配布店変更

 かなり大きな台風が日本を縦断して行きましたね〜。東京でもかなり風が強かったです……まぁでも、雨的には深夜だったので結構あっさりしてたかな……? 皆さんのところは大丈夫だったでしょうかー?

 さてさて前回の日記で、単行本『恋人ごっこ』をお買い上げの際「特典ペーパー」が付いてくるお店をお知らせしましたが、ここに来て急遽変更になりました……いや、変更というよりは”追加”なのか? いや、これにはボクの担当編集さんの手違い&勘違いがありまして……。
 オータムリーフさん用に描いたモノクロペーパーがあったのですが、お店側の要望としてはカラーだったらしいんですね〜。で、オータムリーフさんとしては単行本のカラーイラスト流用で全然OKとのことらしく、だったら露出が多い中扉のイラストをお使い下さい、ってなことになりまして……。
 いやいや、オータムリーフさんにも、オータムリーフさんでのご購入を検討していた方々へも、大変申し訳ございませんでした(>_<)。
 一応作者の公式サイトとして間違った情報を長く晒しておくワケにはいかないと、急遽この日記を書くことになったワケですよ〜。

 で、そうなると気になるのがオータムリーフさんで配布予定だった特典ペーパーの行方ですが……営業さんの尽力により、メロンブックスさんで配布されることになりました!(>_<)/ メロンブックスさんはこの間同人誌「えろり屋/vol.1」を委託販売したばかりですしね……何となくご縁があるのかな〜なんて。いや、もう既に同人誌の方は品切れっぽいですが(笑)。
 収録作「美夜の生徒会日誌」を使った書き下ろしミニミニマンガ……まぁ大したネタではありませんが、メロンブックスでご購入予定の方は是非是非お楽しみ下さい〜。
 ……あ、ちなみにダンジョンブックスさんで配布予定だったペーパーは変更なしなんでよろしくです〜♪

 ここからは全然関係ない話……お暇な人だけお読み下さい(笑)
 先週半ば頃、車の駐車場の鍵とバイクの鍵を一緒に付けていたリングが紛失したんですよ。バイクは動かせない、車は駐車場に入れられないってことで、「落としたならあの辺かな〜?」と目星をつけた場所がありましたので、一応車で向かってみたんですよ。
 そしたら……ありました。雨の降る中、路上にポツリと。いや〜、嬉しかったですね〜。
 で、バイクの鍵と駐車場の鍵を一緒にするのは紛失した時に拙いってことで、リングを別にすることにしたんですよ。
 そしたらですね……一昨日バイクの鍵をなくしまして、昨日駐車場の鍵をなくしました……えぇ、2日連続(笑)。や、笑い事ではなく、本人かなり凹んでるんですけどね……ヨメにはぶつぶつ言われるわ、偶々話した実家の母親にも「あんたは昔から…」的なことを言われるわ……もう散々でしたねー(>_<)。
 駐車場の鍵はスペアがありますし、マンションの管理人に言えば作ってくれる(もちろん有料)ので良いのですが……問題はバイクだよなー。スペアがどこにあるのか解らず、ハンドルロックも掛かっているのでバイク屋に持って行きようがないし(笑)。まぁ今日にでもバイク屋さんに行って、どうすれば良いのか聞いて来るですよー。

 あ、そう言えば明日(10日)はサイン会の電話受付の日ですね! サイン会の参加方法が正式に変更になって、まだ間もないうちの明日ですので、情報が行き届いているのかすごく心配だったり……果たして当日、ちゃんとお客さんは来てくれるんでしょうか(笑)。
 サイン会の参加方法等については、とりあえずこちらをご参照下さいね〜。
■2009/10/16
■『恋人ごっこ』

 本日16日はボクの通算16冊目の単行本『恋人ごっこ』の発売日です!
 当然、今日の日記は単行本『恋人ごっこ』についてでございます。

 今回の単行本は「COMIC RIN」掲載作を中心に、「コミック姫盗人」掲載作から1本、そして「COMIC桃姫」掲載作の中で唯一単行本化されていなかった「美夜の生徒会日誌」というシリーズを2本収録しております。この「美夜の生徒会日誌」、時代的には茜新社からの最初の単行本『WHITE LOLITA』に収録されていてもおかしくなかった作品ですから、まぁかなり昔の作品なんですが……。

●『恋人ごっこ』発売までの経緯
 茜新社から3冊目の単行本『小っちゃな恋のメロディ』を発売した去年の6月頃から、次の単行本には上記の「美夜の生徒会日誌」2本と「RIN」未収録分の「あなたの恋に協力します」を収録することを決めてましたので、当初はもうちょっと早い時期に発売されるんじゃないかな〜なんて漠然と思っておりました。
 ただ去年の例もありますし、4月発売の『恋の特別室』からあまり間が空かずに単行本を出すのもどうかという話になりまして、じゃあ8月頃に……いや、どうせならキリ良く半年空けて10月頃でどうだろう? ってなコトになったワケです。
 ですので今回は極めて順調なスケジュールとタイミングで発売出来たワケですね〜。

●「コミック姫盗人」掲載作から「家族として、妹として」が選ばれた理由
 元々今回の単行本には「コミック姫盗人」掲載作の作品を何か1つは入れる予定でした。
 と言いますのも、今回「思春期の好奇心・2」がカラーで収録されることになりまして、完全に大人な事情……ページ数的にどうしても「16」のヤツが1本必要だったのです。ですから「RIN」掲載作と「姫盗人」掲載作を、どうにかトレードして帳尻を合わせようといろいろ模索していたワケですよ。(実は当初の予定では、タイトル作「恋人ごっこ」とのトレードを考えていました(笑))。
 ただね……「コミック姫盗人」が今年8月に休刊になることは完全に想定外(笑)。当然来年の早々には松文館から3冊目の単行本も出せるんだろうな〜と思っていたのに……(>_<)。
 でもまぁ、これで晴れて堂々と「姫盗人」掲載作からタダで持って来られるってことで、16ページの「XYZ」「家族として、妹として」のどちらかを収録しようと……で、編集さんにお伺いを立てたところ、「家族として、妹として」の方が今回の単行本には合ってるんじゃないかな? との意見により、今回のような形になったワケです。
 いや〜でも、もしホントに「恋人ごっこ」が松文館からの単行本に収録されることに決まったら、今回のこの単行本のタイトルは何になったんでしょうね??

●タイトル、表紙について
 タイトルは収録作の中から響きだけで「恋人ごっこ」を選びました。ですので表紙の方にも「恋人ごっこ」のヒロインである美羽を描こうと思っていたのですが……これがラフを描いてもちっとも可愛くないワケですよ(笑)。髪型的にも好き嫌いがありそうな感じですしね、だったら個人的にも気に入っている「思春期の好奇心」の莉子かな〜なんて思って描いたラフが……裏表紙に採用。
 編集部で選ばれた表紙のラフは、収録作の中でもかなり地味な印象の「Private Lesson〜かてきょのセンセ」の佐奈ちゃんが抜擢されました。
 もちろんボクとしても絵的の面白さではコレが良いな〜と思っていたのですが、問題は色でしたね……友人のゆうろくんがまた素晴らしい塗りで仕上げてくれたのですが、あまり逆光を強調しすぎるとキャラが死んでしまう、かと言ってキャラを明るめに出すと夕焼けの雰囲気が出ない……そんな葛藤の中、トドメとばかりに印刷で蛍光ピンクが入り、何だか予期せぬ色合いで完成……(笑)。
 ま、案外慣れてくるとそんなに違和感も感じないんですけど、ただ次からはもうちょっとキャラの肌色が綺麗に出るような絵にしようと反省致しました。

●お気に入りの作品
 一番好きなのは「思春期の好奇心」シリーズです。これはココ数年の中でも指折りに数える程好きかもしれません。好きな理由は恋人同士2人きりのエッチに、他人の”ぶっかけ”を組み合わせた奇跡のシチュエーション(笑)。
 その他では巻頭の「あなたの恋に協力します」「わたしの恋に素直になります」辺りでしょうか。結構ストレートに好きだ嫌いだを言い合う2人って、実はあまり描いてなかったかもしれませんねー。
 「Private Lesson〜かてきょのセンセ」も急遽描いたワリには好きな作品です。「IDOL☆SISTER〜夏編」辺りも好きですが、「冬編」は馬鹿馬鹿しすぎてどうなんでしょ?(笑) 

●書き下ろし「恋人ごっこ〜その後」について
 今回の書き下ろし4ページは「思春期の好奇心」と「恋人ごっこ」どちらを描こうか迷ったのですが、タイトル作なのに表紙にも裏表紙にもならず、シリーズモノにもならず完全な短編だった「恋人ごっこ」の方にしました。
 いや、ホントに「恋人ごっこ」の続編を描こうと思っていた時期があったんですよ。ただ2話目はいきなりエッチシーンで始まるだろうし、この話の大事な部分である幼稚園の頃にキスをしていた可愛い女の子との”ドキドキ”みたいなモノが表現出来ないかもな〜ってことで、結局断念しちゃいました。一応タイトルまでは決めてあって、「結婚ごっこ」……えぇ、考えていたオチはあのまんまなんです(笑)。

 で、単行本についての日記の最後、恒例となりました「次の単行本」ですが……。
 上記の通り、松文館からの単行本の話はなくなりましたので、次はオークスか茜新社かの2択。順番としてはオークスなんでしょうけど、「華陵学園初等部」は隔月誌なんで、本数が溜まるのは来年の今頃だと思うんですよね(笑)。ですのでオークスからは来年末か、再来年頭頃か……。
 というワケで、おそらく次もまた連続で茜新社になると思います。実は「コミック姫盗人」掲載作を含めれば、後1本くらいでもう1冊単行本が出せるという……(笑)。
 まぁ予定は未定ですけどね。毎回そうですが、今回の単行本が売れないと、次はなかったりしますし。

 ……ホントは今回の日記は単行本『恋人ごっこ』「華陵学園初等部/vol.21」に掲載された「こころの乙女ごころ・3」についての豪華(?)2本立てでお送りしようと思っていたのですが、1つ書くのにエライ時間掛かってしまいました(>_<)。つーことで、「こころの乙女ごころ・3」についてはまた次回書くことにします〜。まだ「華陵学園初等部/vol.21」の見本誌も届いてないことですしね(>_<)/。
■2009/10/20
■サイン会についての雑文

 いや〜、サイン会が近づいてまいりましたね〜。
 先日当HPで始めた「「恋人ごっこ」アンケート」にも、「サイン会の予約してきたぞ〜」との声があったり、ちょっと緊張して来ちゃいました(笑)。
 サイン会開催まで一週間、定員までは後数名ってトコなのかな? や、まぁボクの方としましては結構限界に近い定員数なんで、十分って感じではあるのですが……。

 さてさて、ここでちょっと「ダンジョンブックス・店長日記」内の注意事項より一文引用を……。

イラストのリクエストは可能ですが、たまちゆき先生の作品とは関係の無いリクエスト(版権キャラクター等)はご遠慮下さい。

 イラストリクエストについてはダンジョンブックスさんがサイン会の要綱を出す前に、編集さんと話し合いの場を持ちました。つまり「どこまでお客さんの要望に応えるか」ということですね。いきなり「ドラえもんを描いてくれ」と言われても困りますので(笑)、まぁボクの作品と関係ないキャラは当然不可にしよう、と。
 そこで、選択肢が3つあったのですね。

  (1)キャラは固定(リクエストは受け付けない)
  (2)3つか4つのキャラをこちらで提示して、そのウチのどれか
  (3)全キャラOK(リクエスト受付)


 最初は(1)の「キャラ固定」で行こうかとも思ったのですけど、これはお客さん云々ではなく、同じキャラばっかりじゃボクの方が飽きてしまいそうだ、と(笑)。
 では(2)はと言うと、果たしてどのキャラを選べば良いものか……? これはよくあることなんですが、ボクの気に入っているキャラと読者さんの好きなキャラは必ずしも一致してないんですよね……えぇ、かなりの確率で違ってたりします(笑)。
 そんなこんなで(3)、「面倒くさいから何でもOKにしちゃいましょうか?」との運びになったワケでございます。

 えーと、前置きが長くなりましたが、ここからが本題。

 「全キャラ・リクエストOK」と言った手前、ボクのキャラなら何でも、誰でも描く気ではいますが、正直言いますとキャラによっては得意・不得意があるワケですよ(笑)。一発描きの「サイン会」なら尚更、書き直しが効きませんしね……。
 と言うワケで「描きはしますけど、クオリティは保証出来ませんよ?」というキャラの一例を、ここでちょっと挙げてみようかな〜と。何とも逃げ腰な作者ですがw

危険度 名前 登場作品 理由
さくら 「She's A Woman」「さくらの試験前夜」等 描くには描けるけど、日焼け表現は出来ない。
× 明日香 「秘密の賭け事」「秘密の世話係」等 ヘアバンドのせいでバランスが超ムズ。
×× 美羽 「恋人ごっこ」 団子髪が超ムズ。
××× 「あなたの恋に協力します」等 帽子のバランスが超ムズ。
××× モモ 「モモちゃんの日記」等 神懸かり的に超ムズ。

 他にも探せばありそうですが、今思いつくシリーズモノや『恋人ごっこ』の収録作の中ではこの辺りですかね〜。
 いや、もちろん上の表のキャラであっても、描いてくれと言われれば描きますけどね……一応プロですし、自分のキャラですし……ま、一番楽なのは「何でも良いです」って言われることですけどね(笑)。

 実はわたくし、デビュー作「ホントの私」から最新作「若葉(仮)」まで、単行本用書き下ろしマンガも含めると189本も描いてたりします。もちろん中にはシリーズモノも結構あるので一概には言えませんが、まぁ少なく見積もっても120人くらいのキャラは描いて来てるんじゃないかと(今度本気で数えてみようかな)……え、何が言いたいかって?
 ……ぶっちゃけますと、すべてのキャラを覚えているワケないのですw

 ですので当日、ボクは自分の過去の単行本すべてを持参すると思います(笑)。なモンで、「「○○」の作品の「●●」」とおっしゃって頂ければ、何とか対応出来るかと……。
 や、もちろんシリーズ化したような主要なキャラは覚えてるつもりなんですけど、前髪の分け目が左右のどっちだったかとか髪留めがどんな形だったかとか、その辺の細かいところはどのキャラもかなり怪しいんですよね……。
 自分の単行本を見ながら自分のキャラを描くって何だかエラく格好悪いですが、笑わないで下さいねw

 ちなみに当日、サプライズ……になるかどうかは解りませんが、一応サイン会参加者限定プレゼントがあったりします。内容は本番までのお楽しみ……喜んで頂けると嬉しいのですけどね〜。

追伸:キャラ数、数えてみました(1作品に複数の女の子が出て来ても、とりあえず1人として)
   ……答え、111人……少なく見積もった更に下を行ってしまいました(笑)。
   結構シリーズモノ描いてるんですね〜。

■2009/10/25
■「こころの乙女ごころ・3」

 お〜、今日はいよいよサイン会の日ですねー。と言っても、本人は特に代わり映えのしない夜を過ごしております……こんな日記描いてるくらいですしね(笑)。

 制作中だった「COMIC RIN/12月号」用の原稿「若葉(仮)」が完成しました〜。
 初の24ページはやっぱり長かった……(>_<)。通常の1.5倍増しですからね、それでも3週間は掛からなかったのはよく頑張った方だと思います。
 まぁでも「コミック姫盗人」がなくなったことですし、「COMIC RIN」でも「華陵学園初等部」でも、出来れば今後20ページ越えの作品を描いて行きたいな〜とも思いますし……慣れるしかないんですかね〜。
 
 さてさて本日の日記は長らく放置しておりましたが、お約束通り15日発売の「華陵学園初等部/vol,21」に掲載された「こころの乙女ごころ・3」について。こころシリーズの第3弾ですねー。
 体育大好きこころの活躍した運動会も終わり、学園は一気に秋の勉強モード突入。毎週のように繰り返されるテスト……勉強は大の苦手なこころは算数のテストで12点を取り、心荒れ気味な様子。そんなこころを見かねた彼氏将吾くんは、明日のテストのために勉強を教えてくれると言う。ただしその条件として、一端家に帰ってカツラを外して来るコトを約束させるのだが、果たしてこころは……?
 制作していたのは9月。
 初の同人誌「えろり屋/vol.1」を書店委託する方法とか、第2刷の手配とか、その他私的な用事やら、本業とは別のところで何だかいろいろと忙しい日々の中での制作だったので、かなり苦労しました(>_<)。
 何と言ってもネームがね……今号は元々「こころの乙女ごころ」シリーズで行こうと決めていたのですが、3話目にも関わらずこころがカツラを被る”意義”みたいなコトを考え始めてしまって……。
 編集さんとの話し合いの中で「カツラを被ると性格が変わるってのはどう?」ってなアイデアが出まして、それは面白そうだな〜とボクも賛同して話を考えていたのですが、そういうことじゃないんじゃないか? と。こころはホントにただ趣味でカツラを被っているんじゃないか、と(笑)。
 カツラを被ることに深い意味を与えてしまうと、勉強ががしたかったこころとエッチに向かう展開で、話が重くなっちゃったんですね〜。こんなのこころじゃない! と思ってしまったワケですよ。
 で、10ページくらいまで描き進めたネームをボツにして改めて描き直すと……すっごく軽〜い話になりました(笑)。まぁでもこのシリーズはこっちの方向で良いんじゃないかな〜と今では思ってますけどね。重い話はまた別の機会でってコトで。

 で、ちなみに次号「華陵学園初等部/vol.22」ですが、昨日ようやくネームが完成しまして、タイトルは「恋の学園祭」……「また恋シリーズかよ」とは言わないで(>_<)/ ホントは「恋の特別室・7」でも良かったんですけど、いつか出すオークスからの単行本で「6」「7」って言うのもあからさまだよな〜と思いまして、今後恋シリーズの場合、タイトルを毎回変えようと……。ですので「vol.20」に掲載した「恋の特別室・6」も、出来れば皆さんの中で「恋の露天風呂」と脳内変換して頂ければ(笑)。
 「恋の学園祭」の方、実はまだネームのOKが出来てないので何とも言えないのですが、そのまま通るようでしたら、今回の作品は22ページですよ。
 学園祭の出し物で、恋たちのクラスは舞台劇「白雪姫」をやることに。毒リンゴで眠らされた白雪姫が王子様のキスで蘇るラストシーンが印象のこの話、啓太が王子様役に立候補なんかしたものだから、キスの相手、主役の白雪姫には恋が選ばれてしまった……そして学園祭前夜、児童寮での2人の部屋「特別室101号室」で、2人きりでリハーサルをすることになったのだが……とか、そんな感じのお話。
 24ページ「若葉(仮)」の次は、またまた増ページの22ページなんで、気合い入れて頑張りますよ……あぁ、これの制作中には、冬コミの当落も解るんですかね〜。

 さてさて本日のサイン会ですが、後日感想等も含めましてココでお伝えしますね〜。

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