■2007年1〜3月分
2007/01/09|おめでとうございます。
2007/01/18「秘密の世話係」
2007/01/30|何故に柔道?
2007/02/08|柔道少女はどこに?
2007/02/28「赤と青の官能小説」
2007/03/11|やっぱ大山のぶ代だろ
2007/03/19「JUDO GIRL」
2007/03/24「華奢なカラダ」

※赤文字の日記は、マンガの制作秘話です。
※緑文字の日記は、単行本発売の日です。
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■2007/01/09
■おめでとうございます。
 
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞ、たまちゆきをよろしくお願い致します。
 皆さん年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか? ボクは1月2日より2泊3日で鬼怒川の方へ温泉旅行なぞ行って参りました。ひょっとしたら雪が降ってたりするのかな〜なんて思っていましたが、ちっとも。暖房がガンガン効いていた分、東京より暖かく感じましたねー。猿軍団見たり、東武ワールドスクウェア見たり、旅気分を満喫したお正月でした。やー、電車で行ったら鬼怒川なんて近いモンですね〜。浅草から2時間ですからねー。
 そんな旅行の予定が入ってましたので、正月恒例の里帰りは12月31日から1泊の予定だったんですが、これが私的諸事情により中止。見事に仕事しながら年を越しました。ま、そのお陰で制作中だった「コミック姫盗人/4月号」用の原稿「赤と青の官能小説」は思いの外順調に進みまして、正月までには下書きが完成、先ほどペン入れも終了しまして、これから仕上げに入るところです……もし普通に里帰りしてたら今頃仕事がどうなっていたか、考えるとちょっとゾッとしますが……。
 さてさて早くも書くことがなくなりました(笑)。最後にしつこく宣伝を……えぇ、3月末頃に12冊目の単行本が茜新社より発売の予定です! これ以上の情報がまだ出せないので宣伝になってませんね(>_<)。いや、出し惜しみをしてるワケじゃなくて、ホントにまだ全然決まってないんです。
■2007/01/18
■「秘密の世話係」
 
 何か日記で書こうと思っていたネタがあったのですが思い出せない……昔はもっと頻繁に書いてましたから、その都度メモを取ってたりしてたんですけどね……むー、何だっけな〜? まぁ本題は別だからいいか。
 昨日発売されました「COMIC RIN/2月号」「秘密の世話係」という作品を描いておりますので、今日のそいつのお話を。
 ブランコから落ちて右腕を骨折した明日香が、それを良いことにお兄ちゃんにご飯を食べさせて貰ったり着替えを手伝って貰ったり甘え放題……そんな使用人状態のお兄ちゃん、いつものように背中を拭いてあげていたが、「前は自分で拭けよな」と突き放す。それに対して不満げな明日香は……。
 制作していたのは昨年末、12月後半。
 古くからご贔屓にして下さっている方はお解りかと思いますが、この話はその昔描いていた明日香の「秘密の○○○」シリーズの最新作でして、単行本用に描いた6ページ書き下ろしのショートストーリーを含めまして、通算6作目となります。最初に描いた「COMIC桃姫/2001年10月号」掲載の「秘密の賭け事」から約5年、最後だった前述の書き下ろし「秘密の悪巧み」が2003年11月ですから、それからももう3年も経ってるんですね〜。
 (※以下の文は制作中の2006/12/08付日記からのほぼ引用です。既に解説っぽい解説を書いちゃってたんですよね(笑))。
 実はどちらの単行本もすでに絶版ですし、おまけに他社ですし、今更何かな〜とも思ったのですが、3月末に出る茜新社からの単行本に1本くらいはサプライズ的作品があっても良いかな〜と考えまして、あえて今回引っ張り出して来ました。
 や、と言いますのもね、次回単行本に収録予定の作品リストを見た結果、エッチに対して積極的な姿勢で臨む女の子が少ないかな〜と……エッチは好きでも、自分から誘って行くような子が……今回は久々に兄妹モノが多いし(姉弟もありますが)、そっち系のネタで何か良いのがあれば……と考えて白羽の矢を立てたのが明日香でした。明日香はもうね、お兄ちゃん大好きっ娘ですし、エッチ大好きっ娘ですから(笑)。(※ここまで)
 ただどうせ描くならもうちょっと派手な話にすれば良かったかな? というのが制作後の本音。2人にしては珍しく、家で普通にエッチしちゃってますからね〜。
 昔描いたヤツの続編を思い出したように突然描くのはよくやるのですが、次があるとしたら、やっぱり「クールな関係」シリーズを復活させたいですね〜。こっちの方が2人の関係性がちょっぴり複雑(?)なだけに、1回で上手くまとめるのは難しい感じですけど……。
 あ、16日に発売されたコンビニ売り雑誌「ラブスポコミック/vol.2」に、カラーイラスト1枚だけ描きました。まだ見本誌が届いてないし、店頭で探してもいないので確証はないですが(笑)。ちなみに現在はその次の号「vol.3」(3月中旬発売予定)用のネームを考えております。次はマンガでの登場ですので、是非よろしくです〜。……って、ホント全然アイデア浮かんでないんですけど(>_<)。
■2007/01/30
■何故に柔道?
 
 先週の土曜日、大学時代の同窓会に行ってまいりました。と言っても1人の幹事(言い出しっぺ)が簡単に連絡取れる範囲での集まりだったので、ボクを含めて来たのは9人。ウチはヨメも同窓生なので、夫婦で参加です(笑)。
 ここ1,2年サークル(音楽関係)での集まりは結婚式等何度かあったのですが、純粋な同級生は久し振りだったので楽しかったですよー。やっぱり今でも、デザイン関係の仕事を続けている人が多いみたいでしたね。半数以上は結婚してるし……時は着実に流れているのですね〜。
 さてさて仕事の方ですが、現在3月中旬発売予定のコンビニ誌「ラブスポCOMIC/Vol.3」用の原稿の執筆中(と言っても既に仕上げの6ページ目なんですけど)。
 「ラブスポCOMIC」は誌名の通り”スポーツ少女限定”なワケで、ボクが描く時は何のスポーツにしようかな〜と前々から考えていたのですが……タイトルは「JUDO GIRL」。文字通り、何でか知らないけど柔道になってしまいました(笑)。
 一応バレーボールとかテニスとか、当たり障りのないスポーツも考えてはいたのですが、どうしても柔道が頭から離れなかったんですよ。で、まぁ柔道で良いにしてもこれを何とかラブラブは展開に……と画策してはみたのですが、どうにも上手く行かず、結局コテコテの集団凌辱モノに(笑)。コンビニ誌だって言うのに「ミニモン」の時よりプレイは激しいです、はっきり言って(>_<)。ま、編集さんも良いって言ってくれたので……今回は女の編集さんなんですけど(笑)。
 子供の頃から男子と対等に渡り合って来た、柔道部唯一の女子部員真樹ちゃん。身体的に男子に勝つのは容易ではなくなって来た昨今、それでも柔よく剛を制すの精神で正々堂々と、女子復権のために男子と対決することに……とまぁこんな感じの話です。
 編集さんにネームをお見せするまで知らなかったのですが、一応この雑誌、出来る限り最後までユニフォーム(コスチューム?)を脱がさないっていう暗黙のルールがあったみたいなんです。そんなことは知らなかったボクですが、えぇ、もちろん最後まで柔道着は着っ放しだったですよ(笑)。
■2007/02/08
■柔道少女はどこに?
 
 えーと、今日はお伝えしたいことが2つほど。
 まずは「COMICS」にも書いた通り、通算12冊目の単行本のお知らせです。
 発売は3月24日、茜新社より『華奢なカラダ』というタイトルで出ます〜(あ、ちなみに「きゃしゃ」と読みますよ)。『WHITE LOLITA』発売後の「COMIC RIN」掲載分を中心に、「桃姫」から1本、「夢雅」から1本織り交ぜた短編集となっております。今回も和姦率が非常に高いですかねー。それと意図的ではないですが、近親モノが多いかな? なぜかツインテールっ娘も今回多いんですが(笑)。
 と言っても、ようやく表紙カラー等に着手したばっかりで、まだ収録順すら考えてないんですよ(笑)。ここまでギリギリの進行になった単行本は初めてかもしれません。余りページも6ページほどあるので、それも何か考えなきゃいけないし……(>_<)。
 お伝えしたいことのもう1つ。
 先月末に完成した「JUDO GIRL」のことなんですが、実は予定していた「ラブスポCOMIC/Vol,3」に掲載されないことになったのですよ〜。東京三世社、ロリから撤退だそうです。上からの指令なので期間も決まってないそうなので、とりあえずは当分の間ボクのマンガは載ることがないんでしょうねー。
 そうなると当然、単行本未収録の作品の行方が気になるのボクですが、ボクの担当だった編集さんが3月末まで休職中なので、それ以降に要相談の上考えたいと思います。ひょっとしたらまた他社から出すことになるかもしれませんよー(今の状況だとその確率の方が高いかもしれません)。
 こういうこと、以前にもありましたよね……富士美出版がロリ撤退になって、発売が決まっていた単行本も結局ポシャって、収録予定だった内の3本を持ち出して東京三世社から『イタズラの時間』を発売したんですよー(この時は東京三世社に助けられたんでしたっけ……)。富士美の作品はその後も各単行本で小出しにして来ました(『華奢なカラダ』にも1本入りますし)。三世社で掲載されたヤツも、そうやって小出しにしなきゃだめなのかな〜。「モモちゃんの日記」シリーズはどうとでもなるけど、「淫乱ウイルス(全3話)」なんてどこ持って行けば良いんだ?(笑)。「小っちゃな恋のメロディ〜修学旅行編」は単行本間で跨ったシリーズ作品だし……む〜(>_<)。
 で、等の「JUDO GIRL」ですが、「COMIC RIN/4月号」に掲載されることが決まりました! 陵辱色の強い作品だったので「RIN」じゃダメかな〜と思っていたのですが、担当さんに見て貰ったところ、とりあえず問題はなさそうなので……(やー、コミックハウスに感謝!(>_<)/)。いきなり柔道着の少女が出て来るので「RIN」じゃ浮いて見えるかもしれませんけど(笑)、RIN読者の皆様、今回は勘弁してやって下さい〜(>_<)。
 そんなワケでとりあえず、新刊『華奢なカラダ』は3月24日発売「JUDO GIRL」は「COMIC RIN/4月号」掲載です! こりゃ茜祭りだな……。
■2007/02/28
■「赤と青の官能小説」
 
 うわっ、随分と長い間更新をサボっていたモンだ……20日ほど空いてしまいましたね〜。
 何でそんな長い間放置してたかと言うと、まぁもちろん仕事はしてましたけど、今更ながらニンテンドーDSにはまっていたのが最大の要因でして(笑)。「ウィッシュルーム」→「レイトン教授と不思議な町」→「逆転裁判〜蘇る逆転」と立て続けに、そりゃもうアホみたいに現実逃避しておりました。……ゲームの感想は良いですか? そうですか。
 そんなワケで24日に発売された「コミック姫盗人/4月号」に掲載された「赤と青の官能小説」の話をしてませんでしたので、今日はそいつについて〜。
 帰宅途中の電車内。つり革につかまって読書中の青田くんに突然ぶつかって来たのは、同じく読書中で慌てて駅で降りようとしたクラスメイトの赤海さん。弾け飛ぶ2つの文庫本……なぜか赤面しながら謝りつつ、そそくさと降りて行った赤海さん……しかし彼女は文庫本を、青田くんのモノと取り違えてしまったのだ。しょうがないなと思いつつも何気なくめくった赤海さんの本、それはところどころに蛍光ペンでアンダーラインが引かれた、いわゆる官能小説と呼ばれるモノだった……。
 制作していたのは昨年末から今年1月の第2週くらいまで。
 この話、構想当初は「時には官能小説のように」というちょっと良い感じのタイトルで考えていたのですが、いろいろと仕掛けを思いつくうちに現在のタイトルに落ち着きました。まぁネタバレになるのであまり詳しくは書けないのですが……(と言っても最初の4ページくらいで仕掛けはすべて露呈しちゃいますけどね(笑))。官能小説をキーワードとした作品は以前から考えていたんですけど、それは女の子に朗読させたらエッチだよな〜ってくらいで(笑)、漠然としたイメージだけでした。でもまぁこんな展開もアリですよねー。
 結構気に入っている作品でして、特に赤海さんの伏し目がちな表情が良いかな〜と。凌辱モノじゃないのに、女の子の笑っている顔が2コマしかありませんし(笑)。逆に青田くんは少し描き辛かったですかね。精神的な揺れと言いますか、どこでスイッチを入れさせるのかとか……ってこれもネタバレになるか……。
 実はこの作品、続編を考えておりまして、現在鋭意ネーム進行中であります。ただあまり上手く行ってないので、どうなるか分かりませんけど……。
 発売まで1ヶ月を切った単行本『華奢なカラダ』(3月24日発売)ですけど、一応ボクの作業はすべて終了しまして、現在はカバーデザイン待ちの状態です。カラーも良い感じの絵になっていると思います。是非お楽しみに〜。
 最後に全く関係ない話ですけど、この間ボーッと昔の単行本を見てたら、「WHITE LOLITA」収録の「真昼の幽霊〜Returns」の最後のページ、「あんた全然浄仏する気ないでしょ!」と言ってる美沙の手が、左右反対なことに気づきました……こういう地味なミスは結構ショックだったりします(笑)。
■2007/03/11
やっぱ大山のぶ代だろ
 
 早いモンでもう3月ですね。そろそろ東京も桜が開花するとのこと……ホントか?って感じですけど。
 只今「コミック姫盗人/6月号」用の原稿「赤と青の官能小説・2」を制作中。えぇ、現在発売中の4月号に載ってるヤツの続編です。松文館で続きモノやるのは初めてですけど、何とかネームが通りましたので……。と言ってももうそろそろペン入れが終わり、仕上げに入るところです。作業が始まると早いんですよねー。
 ちなみにストーリーは、その後も何だかんだ関係が続いている赤海さんと青田くんが、今度は「緊縛に鳴く少女」という官能小説を元に、プールの更衣室でソフト緊縛プレイをするというモノ……季節はずれのスクール水着です(笑)。
 さてさて、12冊目の単行本『華奢なカラダ』発売まで、後13日(中途半端だな(笑)……ちなみに発売は3月24日ですので〜)。先日ようやく表紙デザインがあがって来まして、チェックさせて頂きました。や、今回はすごく良さげな表紙になりそうですよー。売れるかどうかは内容次第ではありますが、ひょっとしたら一見さんも手には取ってくれるかも……やっぱり塗りは友人に、デザインはプロに頼むのが一番なのかもしれません。
 昨日、テレビでやっていた「のび太の恐竜・2006」を観ました。藤子不二雄大好きなボクは、当然昔の「のび太の恐竜」を観ていた世代なのですが……不覚にも泣いてしまいました(笑)。
 ほぼ原作通りの展開で意外性はなかったですが、泣かせよう、感動させようという演出が昔よりも強調されてましたね(まんまとハマッたワケですが)。昔の筋書きと違うのは、ラストのところでタイムパトロールに送って貰うんじゃなく、自分たちで歩いたってところだけかな?
 テレビ版ってことでところどころカットされてそうでしたけど、ラストのちょん切り方はないよなー(>_<)。せめて曲に合わせてスタッフロールまで流して欲しかった……いきなり次回映画の宣伝に変ったし(笑)。ちなみにあの映画の中で、白亜紀の世界がどれくらい昔のことかっていうのをドラえもんが分かりやすく説明するシーンがあるのですが、テレビ版だからなのかカットされていました……原作の中では地味に一番好きなシーンだったんですけど……。
 相変わらず新しい声優陣には慣れないです。ドラえもんとジャイアンは特にダメですね、全然慣れません(>_<)。大山のぶ代は偉大だったんだなーと痛感致します。
 ただ最近、のび太はあれでアリなのかな〜と。しずかちゃんに至っては、正直言うと昔よりちょっと良いかもなんて思ってたり(笑)……昔よりはリアルな少女っぽい声のトーンが気に入っております。
 ちなみに今年は「のび太の魔界大冒険」をリメイクしたらしいですね。あの映画は昔のヤツがかなり完成度高かったので、どうせなら「のび太の海底奇岩城」や「のび太の宇宙開拓史」のリメイクが観たかったです……一番好きなドラえもん映画は「のび太と竜の騎士」という渋好みなボクですけど(笑)。
■2007/03/19
■「JUDO GIRL」
 
 新刊『華奢なカラダ』発売まで、後5日となりました。今週半ば頃にはウチの方にも見本誌が届くでしょうか……何冊目であっても、この瞬間は待ち遠しいモノですねー。
 さてさてちょいと遅れましたが、3月17日は「COMIC RIN/4月号」の発売日。こちらに「JUDO GIRL」という話を描いてますので、今日の日記はそいつについて〜。
 女子柔道部……とは言っても、部員はただ一人だけの真樹ちゃん。子供の頃からずっと男子と対等に渡り合って来た真樹ちゃんだったが、大人になるにつれ広がる男と女の「力の差」は埋めがたいものがあった。それでも唯一の黒帯として、女としてのプライドを賭け、”柔よく剛を制す”の精神で今日も男子に闘いを挑むのだが……。
 制作していたのは1月半ばから2月頭に掛けて。
 最初に言いますが、この作品は「COMIC RIN」用に考えたネタではなく、元々は東京三世社の雑誌「ラブスポコミック」用に制作したモノです。ですので題材がスポーツであり、「RIN」では意図的に避けていた凌辱モノだったワケですね。
 過去の日記でご存じの方もいらっしゃると思いますが……東京三世社でこの作品は載せられないことになったんです。後ちょっとトーンを貼るだけで完成というところで編集さんから言われたモノですから、何とかこの原稿を無駄にしたくないので他雑誌にお話したんです。正直言いますと、ボク自身も「RIN」にはちょっと合わないだろ、と思っていたんですよ、ネタ的に(笑)。まぁ「RIN」はダメでも「姫盗人」の方だったら行けそうだよな〜ってことで、とりあえず付き合いの長い「RIN」の編集さんの方に先にお話したのですが、思いの外すんなりとOKが出ちゃいまして、そのまま掲載の運びとなりました……。何だかんだ言って掲載されちゃえば融け込んだりするのかな? とも思いましたが、やっぱり思いっきり浮いてましたね。編集さんも正直なところそう思ったのか、後ろから2番目の掲載でしたし(笑)。
 まぁ掲載誌のゴタゴタ話は抜きにして、作品単体の話をしますと、これはこれで結構気に入っていたりします。集団凌辱モノは個人的に好きなネタですし、特に強気で生意気な女の子を……というのはベストチョイスだったりします(笑)。
 ただ柔道着は白ばっかりで、描くのは大変でしたね(>_<)。正直ボクは柔道経験もないので、柔道着の写真や映像を見ながら、どこがどうなってるのか手探り状態で描いておりました。組み合っているシーンなんか今どこに手が来ているのかとか……(笑)。
 まぁそんなこんなな作品なので当然続編は考えられませんが、この手のモノはまたいつか描きたいですねー。「RIN」ではもう2度とないでしょうけど。
 さてさて制作中だった「コミック姫盗人/6月号」用の原稿「赤と青の官能小説・2」は先ほど完成しまして、今日編集さんへ受け渡す予定です。いや、プリンターが間に合って良かった……。
 と言いますのもね、この「赤と青の官能小説」はところどころ実際の小説の文章が絵で出てくるんですけど、それをボクはパソコンで打ち込んで、プリントアウトしたモノを直接原稿に貼り付けて制作してるんですよ(他にも「○年○組」とか「体育倉庫」みたいな看板文字も同様にパソコンで作ってます)。
 ですがここ何ヶ月かプリンターの調子が悪くて、とても原稿には耐えられない印刷状況だったんですよ(ちなみにカラー印刷は2年ほど前から死んでいました……生きていたのは黒一色のみ)。汚い部分をホワイトで修正しながら、何とか騙しだましやりくりしていたんですが、先月半ば頃、かすれにかすれた文字はついに読解出来ない状態にまでなっちゃったんです(笑)。
 もうさすがに限界だってことで修理を頼もうと思ったら、何と修理期間が終わっているほどの旧機種でして……ならば最近流行りの複合型プリンターを買おう! と。
 ところがないんですね、最新複合プリンターの中に、MACのOS9で動く機種が……(>_<)。そんなワケで調べたところ、1,2世代前の機種だったらドライバーをダウンロードすれば使える機種をようやく見つけました! 最新機種をそこらの大手家電店で買った方が安いというのに、何となく納得も行かないまま「価格ドットコム」で唯一残っていたその機種を購入。で、何とか今回の原稿までに間に合ってくれたんですねー。
 機械というのは不思議なモノで、1つが調子悪くなると連鎖的に違うモノが壊れたりしますよね。ウチの場合は電子レンジが壊れました(笑)。さすがに電子レンジは毎日のように使うモノだし代替えも効かないので、昨日購入。……後は液晶表示部がイカレたFAX付電話だな……1週間くらい前から意味不明な文字やら数字が並ぶばっかりで、留守電が何件入っているのか、どの局番に電話しているのかすら判らない状況でいます。困ったモンです……。
■2007/03/24
■「華奢なカラダ」
 
 ども、思いっきり風邪をひいてしまったボクです。インフルエンザではないので日常活動に支障はないものの、微熱が続いているためネーム作業が滞っております……皆さんお身体は大丈夫ですか〜?
 新刊『華奢なカラダ』、いよいよ本日発売されました! 茜新社からは『WHITE LOLITA』に続いて2冊目、通算では12冊目の単行本となりました。12冊目ともなるとさすがに新鮮みは薄れて来るのですが、描いて来た作品の集大成ですしね、やっぱり嬉しいモノは嬉しいのです。

●『華奢なカラダ』発売までの経緯
 最近単行本が発売されるたびにこの「経緯」について書いているのですが、今回の『華奢なカラダ』はすごく真っ当。元々茜新社より発売される単行本に収録しようと思っていた他社での原稿がまず2本、そして前作『WHITE LOLITA』発売後から「COMIC RIN」で掲載された短編が8本、単行本発刊可能な本数が貯まっただけなんですよ。『イタズラの時間』や『WHITE LOLITA』、『少女発情中』とは違って、他社の原稿が余ってたから発売時期が早まったってワケではないのですー。

●『華奢なカラダ』タイトル、表紙について
 この『華奢なカラダ』というタイトルは、元々通算8冊目になる予定だったとある単行本のタイトル案で出したモノでした。タイトルからしてロリモノを連想させるということと諸事情が重なって、結局単行本自体の企画が流れちゃったので採用されることはなかったのですが、個人的には結構気に入っていたんですよ。『微乳少女主義』や『つるぺた天使』のように、ボクの描く女の子のイメージを端的に表した言葉ですかね(収録作品の中に総タイトルとして使えそうなものがなかったというのもあるのですが……)。
 表紙は収録作「Escalation」のイメージ。最初から塗りは友人のゆうろ氏に頼むと決めていたので、自分では絶対に描かないかもしれない、ビル群まで描いて貰っちゃいました(笑)。
 裏表紙は「お子様じゃないモン!」の華子ちゃん。ぬいぐるみは当初「熊」と予定していたのですが、ゆうろ氏が「パンダなんて良いんじゃない?」とのことで、そのように。銀髪だけはこちらの要望で通して貰いました。

●お気に入りの作品
 どれもこれもそれなりに思い入れがありお気に入りなのですが、あえて挙げるとしたらまずは「放課後フィアンセ」。そんなに目新しい設定ではないですが、やっぱり小○生の男女が実はフィアンセだったっていうのが甘酸っぱい感じで好きです(笑)。掃除の時間、「もうためらう必要ないよな?」から挿入までのやりとりが設定ならではの展開です。
 他社雑誌に描いた当時から「できれば茜新社の単行本に」と思っていたのが「Escalation」です。兄妹モノでやってることは凌辱チックなプレイなのに、そこはかとなくラブラブ感は残っているというか……ここ2,3年で描いた兄妹モノの中では一番気に入っている作品かもしれません。
 その他では「特Aクラスの罰ゲーム」や「お子様じゃないモン!」辺りも好きなのですが、それを挙げちゃうとキリがなさそうなのでここらで省略〜。

●書き下ろし「秘密のおまけ」について
 今回は久し振りに「秘密の○○○」シリーズを収録したので、知らない人のために多少なりとも知って頂こうと、4ページのおまけマンガを書き下ろしました。『つるぺた天使』にさくらシリーズを収録した時も同じような過去振り返りプチマンガを描きましたが、今回のはそれのちょっと応用編って感じでしょうか。一応本編の「秘密の世話係」の冒頭に繋がるようにしたんですね。まぁちょっとでも「単行本買って得した」と思って頂ければそれだけで良いのですが……。

 さてさて、次回13冊目になるであろう単行本は……ホントいつになるんだろ?? 東京三世社の仕事がどうなるのか分からないので、今回ばっかりは時期が全然読めません……早くても今年末辺りですかね。東京三世社がないとしたら、次は松文館が順当ですが……ひょっとしたら連続で茜新社というのもありえるかもしれませんねー。
 とりあえずすぐに出るってことはないので、『華奢なカラダ』を是非是非よろしくお願い致します〜。

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