イタズラの時間(2005年4月30日発売)
■単行本「イタズラの時間」に収録されているマンガの解説ページです♪
※このページの文章は、「本を読んで頂いた」ということを前提として書いています。
 ですんで出来れば「「イタズラの時間」を読んで頂いた後」
 なおかつカバーを外した中面の「作品解説」を一読後、見て頂けると一番ベストです〜。

■ここで書くのはカバー裏の「解説」より、もうちょっとディープな感じの裏話ってことで……。
■ネタバレ注意!!
■イタズラの時間・1(P16)
■初出:コミックミニモン/2004年6月号(東京三世社)
<あらすじ>同じ班の峰くんと浜野くんが掃除をサボったことを先生にチクる、真面目で実直な女の子、愛香ちゃん。しかし班長として、2人の居残り掃除を見張ることになり、そこで彼らと危険な賭けをしてしまって……。

確かミニモンでは「湯けむり天国(単行本『つるぺた天使』収録)」の次に描いた作品で、この時期編集長さんからは「幼めの女の子で」と言われてましたので、キャラの年齢設定を落してみました。ちなみに考えていた当初の仮タイトルは「お掃除の時間」。シリーズ化するんで、もうちょっと汎用性のあるタイトルに変更したんです。
■イタズラの時間・2(P16)
■初出:コミックミニモン/2004年8月号(東京三世社)
<あらすじ>運動会。クラス対抗リレーの選手に選ばれた愛香ちゃんと、アンカー峰くん。「リレーで真面目に走って、なおかつ勝てたらアソコを見せる」という余計な賭けをまたまたしてしまった愛香ちゃんは、昼食休憩時体育倉庫の中で……。

1話目の制作中に「バトンを入れて中を覗く」というナイス行為を思いつきまして、どうしても2話目を描かざるを得なくなりました。ただこのネタ、制作前からある不安を抱えてまして……と言いますのも、中を覗いた時の絵自体にモザイクor修正を入れらてしまったら台無しだなーと(笑)。もちろん事前に確認を取りましたけどねー。
■イタズラの時間・3(P16)
■初出:コミックミニモン/2004年10月号(東京三世社)
<あらすじ>次第に峰くんのことが気になり出した愛香ちゃん……金輪際危険な賭けは止めようと誓っていたのだが、浜野くんに撮られていたヤらしい写真で強請られ、男子便所でまたまた恥ずかしいことを強要される……。

愛香には幸せになって欲しかったんですよ……(実際幸せかどうかは疑問ですけど)。ただまぁマンガとしては一貫して”イタズラ”に拘っても良かったかな〜なんて今は思ってたり。
(←よく見るとこの顔ヘンですね……(>_<))
■通学路(P16)
■初出:COMIC桃姫/2003年12月号(富士美出版)
<あらすじ>生活態度は非常に真面目な美月ちゃんだが、学校にはいつも遅刻ばかり。近道もしているし、いつも同じルートを登校しているだけなのに、なぜ……? そこにはいつも、ヘンなお兄ちゃんたちが待ち伏せしていて……。

日常化してしまっている通学路でのレイプを、女の子視点でただ淡々と独白していくってこの手法……あんまり多用は出来ないし、女の子の感情の起伏を表現するには向かないけど、ボクは結構好きなんですよねー。キャラの年齢設定の割に、この女の子、妙に頭身高いですよねぇ……なぜなんだろ。
■夏だから…(P16)
■初出:COMIC桃姫/2004年8月号(富士美出版)
<あらすじ>暑い夏の炎天下の中、公園の便所前で佇む黒髪の少女。何をしているのかと訊ねると、彼女は木々の繁みでえっちしている男女を覗き見していたと言う……。

冒頭は「夏の思い出(単行本『未完成制服少女』収録)」に似てるんだけど、内容は間逆のおバカなお話。解説ページでも触れた通り、ホントはオチもおバカなまま突き通すつもりだったんですけど、妙に爽やか〜なオチになってしまいました。個人的印象度は薄い作品です(笑)。
■お高く売りマス(P16)
■初出:COMIC桃姫/2004年9月号(富士美出版))
<あらすじ>体育教師の岡島先生に恋をしたレイナちゃん。何かプレゼントをしたくてお金儲けの相談を親友のちーちゃんにするのだが、ちーちゃんのアイデアはネットで使用済みブルマを売ることだった……。

こっちは完全な馬鹿オチ。レズモノって単行本の中に1本くらいは入っていると全体のバランス的に良いかな〜なんて思っているのですが、いかに。レイナちゃんの目は普段と少し描き方を変えてみたんですけど……まぁ気づかないですよね。髪型的には『イタズラの時間』の中で一番好きなキャラですー。
■小っちゃな恋のメロディ〜冬(P16)
■初出:コミックミニモン/2004年12月号(東京三世社)
<あらすじ>女の子側からの積極的なアプローチから付き合うことになった、小○生カップルの誠司くんとひかるちゃん。内気な誠司くんは2人の関係をひた隠ししようとするが、ひかるちゃんにはそれが気に入らない。今日はクリスマスパーティ。その帰り道、2人は……。

書き下ろしを除けば一応一番新しい作品になるのかな? 積極的でオマセなひかるちゃん、上手く描けてるでしょうか〜。完全にシリーズ化するとしたら、もうちょっと登場人物を増やしたいところなんですけどね……修学旅行編も描いてみたいし(笑)。
■この階段を(P16)
■初出:まんが愛!姫/2000年9月号(東京三世社)
<あらすじ>家庭教師の涼子先生と、教え子の進くん。表の顔は普通の先生と生徒だが、階段を上がれば裏の顔の2人が……その”裏の顔”とは、逆の主従関係の2人……。

5年振りにダンボールから発掘した生原稿を見て、そのまま後ろにひっくり返りそうになりました(笑)。いやね、極端な話、これでよく原稿料貰えてたよな〜と……と言ってもこの頃の原稿料、エライ少なかったですけどね(>_<)。
■アフターサービス(P16)
■初出:コミックとろろ/2001年4月号(東京三世社)
<あらすじ>理容室で働く尚子と、同じ職場のまだ理容師免許を持っていないバイトくん。仕事上がり、実地勉強としてバイトくんの練習台になってあげる尚子だが、次第にバイトくんの手があらぬところへ伸び……。

処女単行本『しるッ娘』の発売がもう1ヶ月でも遅ければ、この作品は確実にそっちに収録されていたことでしょう(単行本を買って、その月の雑誌も買ったら同じのが載っていたってワケにはいかないですし)。当時は結構良い出来かな? なんて思ってたりしてたんですけど、今見ればやっぱり……うーむ。
■イタズラの時間・番外編〜携帯フォト日記(P4)
■書き下ろし
<あらすじ>浜野くんが夏休みの間撮り貯めた携帯フォト日記で、愛香ちゃんの夏休みの生活が綴られております。

今回は余り4ページってことで、こんな感じの書き下ろしを……こういう文章メインの見せ方、一度やってみたかったんですよね〜。ただちょっと文章が読みづらいかな? なんて反省もしてるのですが……どうでした? 個人的にはやっぱ8月7日の回が好きです。

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