つるぺた天使(2004年5月7日発売)
■単行本「つるぺた天使」に収録されているマンガの解説ページです♪
※このページの文章は、「本を読んで頂いた」ということを前提として書いています。
 ですんで出来れば「「つるぺた天使」を読んで頂いた後」に見て欲しいです。

■ここで書くのは巻末の「ちょこっとメモ」より、もうちょっとディープな感じの裏話ってことで……。
■湯けむり天国(P16)
■初出:コミックミニモン/2004年4月号(東京三世社)
<あらすじ>親戚同士で毎年恒例「家族スキー旅行」。大人たちの宴会が始まり、暇を持て余した少年は部屋付の露天風呂に入るが、先に同い年のイトコ「なっちゃん」が入っていたみたいで……。

なっちゃんが気を失っている(?)という設定だったので、えっちの進め方が難しいな〜というのが制作当初の印象です。編集長さんの意向もあって、かなり意識して年齢を下げた作品ですね。
■Holy Angel(P16)
■初出:コミックミニモン/2004年2月号(東京三世社)
<あらすじ>年も明け切った正月気分の夜の街。そこに何故かサンタクロースの格好でクリスマスケーキを売る可愛い少女の姿が……。

巻末の「ちょこっとメモ」でも触れていますが、今回の収録作品の中では一番好きな作品。最初は本当にクリスマス時期の話として考えていたのですが、雑誌の発売がクリスマス後だったので、編集長さんと話し合ったところ急遽「正月」という設定に……それにより、アホさ加減に拍車がかかりました(笑)。
■近くて遠い存在(P18)
■初出:アンソロジー「天然尻少女」/2003年11月(東京三世社)
<あらすじ>圭と優希は大の仲良しだった幼なじみ。窓から覗けばお互いの姿が確認出来るほどの近距離に住んでいるのだが、年頃の男の子と女の子、成長するほど2人は疎遠になって行く。ある日、圭は優希の痴態を盗み撮りして……。

いかにも「アナル系アンソロジー」に収録された作品って感じっス。こういう切ない話って、実は描くの嫌いじゃないんですよー。こんなのばっかりだと読者も憂鬱になるだろうな〜とセーブしてますけど(笑)。
■図書委員メグちゃん(P16)
■初出:アンソロジー「妹の誘惑」/2003年12月(東京三世社)
<あらすじ>図書委員で大人しいメガネっ娘、メグちゃん。先輩に「マゾ?」と聞かれショックを受け、マゾっ娘強調アイテムであるメガネを外すことに。と言っても実はド近眼のメグちゃん。それを知った先輩は調子に乗って……。

「ちょこっとメモ」でも触れた通り、当初は「図書委員メグちゃん2」というのを考えていました。メグちゃんのマゾっぽさは、「2」でより深くえぐって行こうって考えていたんですけどね〜(>_<)。メガネも髪型も描きにくいキャラだし、まぁいいか、と(笑)。ちなみに単行本編集さんのベストシチュエーションはメガネに図書委員のコレらしい(笑)。
■夢物語(P18)
■初出:アンソロジー「おしり兄妹」/2003年4月(東京三世社)
<あらすじ>兄は自分の親友「智ちゃん」のことが好きらしい……実は密かに兄のことが好きだった妹「真尋」の心は、兄を思う気持ちと親友を思う気持ちの狭間で揺れ動き、そして……。

兄妹モノの切な系。アンソロジー「おしり兄妹」を持っている方は見比べてみると面白いかもしれませんが、何カットか真尋のおでこを狭くしました(笑)(どうしようもなく広すぎ!ってとこだけですけどね)。ちなみにこの作品の10ページ目が、たまちゆき通算1000枚目の原稿。
■小っちゃな恋のメロディ(P16)
■初出:コミックミニモン/2003年6月号(東京三世社)
<あらすじ>ドッヂボールは苦手、友達もいない……とても冴えない少年誠司くんの机の中に、ある日自分を校舎裏に呼び出す手紙が。差出人は「相沢ひかる」という同じクラスの可愛い女の子で……。

こういう話って、描いてて自分でテレちゃうんですよ(笑)。だからでしょうか、どんどん馬鹿っぽいテイストを盛り込んじゃうんですよね……こういう作品をテレずに描ける人はすごいよな〜と感心しちゃったり。いや、ボクもテレてる場合じゃないんですけどね。
■さくらの試験前夜(P18)
■初出:アンソロジー「乱熟アナル」/2003年6月(東京三世社)
<あらすじ>明日は夏休み前の期末テスト。試験勉強のため、さくらはタケにぃの家へ……と言ってもエッチなコトばかり考えてしまって全然集中出来ないさくらに向かって、タケにぃはある提案を……その提案とは、「もし後1時間ちゃんと集中出来たらエッチしてやる。もし出来なかったら、さくらのアナルを犯す!」というモノで……。

「さくらのアナル調教シリーズ」の第1弾……と言っても、この作品を描いた時点ではただの単発作品のつもりでした。結構描いた感触が良かったから、第2弾、第3弾と描いたんですけど、後々振り返るとこの作品が一番印象に薄いのです……(笑)。 
■さくらの海の日(P16)
■初出:アンソロジー「肛姦少女」/2003年7月(東京三世社)
<あらすじ>今日はタケにぃとプールでデート。しかし間が悪いことに、さくらは直前に生理になってしまって……。

作品自体も好きですが、タケにぃのファッションもそれっぽくて好きです(海に来た途端サングラスにアロハ……こういう人、いますよね(笑))。ちなみに単行本『可愛いあの子』に収録した「秘密の更衣室」とは”同じ日”という裏設定がありまして、あちらの方にさくらとタケにぃが隠れキャラとして登場してます(暇な人は探してみて)。
■さくらの夏のうた(P16)
■初出:アンソロジー「純尻」/2003年9月(東京三世社)
<あらすじ>夏休みももう終わり。タケにぃに手伝って貰って貯まりに貯まった宿題の山を片付けるさくらだが、一番めんどくさそうな課題「短歌」が残っていて……。

ラストシーンで”さくらが窓縁に座って短歌をうたう”っていう象徴的な場面を最初に思いつきまして、それに合わせてストーリーを作って行きました(なんでそんなシーンを思いついたのかは謎ですが)。まぁでも、「さくらのアナル調教シリーズ3部作」のラストとしてはなかなか良い終わり方だったんじゃないでしょうか〜。

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