■2006/01/05
■明けまして新刊告知
あけましておめでとうございます。
という言葉も白々しいくらいもう年が明けきっておりますが、えぇ、本年もよろしくお願い致します。たまちゆきは本年もマイペースに行きたいと思っております。ちなみに1月3日がボクの何度目かの誕生日だったワケですが、風邪気味で体調が悪く嘔吐。3,4日と風呂も入りませんでした……よく考えたらひでぇ誕生日だったな……。
大晦日は紅白と格闘技をスイッチングしながらゴロゴロ、正月は実家で酒を飲みながらゴロゴロ……とまぁゴロゴロし通しの年末年始を過ごしていたワリに仕事の方だけは進んでおりまして、現在制作中のツンデレアンソロジー「つよきっ娘」(1月27日発売)用の原稿「素直になれなくて」は、なんとつい先ほど完成しちゃいました♪
ホントはこの原稿、10日までに上がれば御の字かな〜と年末編集さんと話していたヤツで、その場合6日までにセリフ部の確定と原寸原稿のFAXをしなきゃいけなかったのですが、途中の原稿を一度コピー取って、B4サイズ16ページ分を1枚1枚FAXして……というのが考えるだけで面倒くさくて、それなら6日までに完成させてやる! と意気込んで取り組んでおりました。やー、お陰で上記のような年末年始を過ごしながら、所要日数12日くらいで終わりましたよー。やれば出来るモンですねー。
で、これからやる仕事が……はい、年末の日記でちょろっと告知しました通り、単行本作業です。えぇ、またまた新刊が発売されるのですよ。
東京三世社より2月27日発売、タイトルは『森の中の少女』。「コミックミニモン」誌上で細々ダラダラと連載していた「森の中の少女」全9話が1冊にまとまるんですね〜。今までにも『未完成制服少女』に収録した「長い夜」(全6話)や『可愛いあの子』に収録した「One's
Eyes」(全5話)など、一応”長編”と呼べる作品は描いて来たんですけど、初めて、丸々1冊長編オンリーの単行本となります。
まぁ長編オンリーの単行本って読者さん側からすれば当たりハズレが大きいので、あまり好ましくないという方も多いんでしょうけど、これはボクの夢でもあったんですねー。えっちマンガを描き出した約6年前当時から、いつか長編オンリーの本を出したいな〜と。ようやくその夢が叶いそうです……。
えーと「ミニモン」誌上で1回も「森の中の少女」をご覧になったことがないって方に予めお知らせしておきますが、この話は基本的に陵辱モノです。
七ノ森女学園でごく普通の楽しい寮生活を送っていた宮原葵ちゃんという女の子を襲った数奇な運命の物語を軸に、親友の佐伯瑠奈ちゃん、生徒指導員の高橋先生、七ノ森女学園のボス”理事長さま”……おまけに妹の宮原優ちゃんまでを巻き込んで展開する陵辱調教物語です。……や、実は上手く説明出来ないんですが(笑)、とにもかくにもおそらく”S”的素養ライクな作品だと思います。
う〜ん、もちろん人を選ぶ単行本だというのは解っていますが、この本ほど売れて欲しいと思う単行本は処女単行本『しるッ娘』以来ですよー。えぇ、”S”の方も”M”の方も、とにかく皆さん是非是非よろしくお願い致しますー。ボクは基本的に”S”の人間なんで解りませんが、ひょっとしたら”M”の方にも見所がある話なのかもしれませんので。
そんなワケで、これから表紙のラフ描きを。発売が正式に告知されても未だ何1つ具体的に手をつけていない単行本っていうのも、実はこれが初めてなんですけど(笑)。単行本化の話は去年の夏頃から出ていたんですけどね〜(>_<)。
※上記の通り、実は陵辱オンリー本となる『森の中の少女』発売が前もって分かってたんで、1つ前の単行本『WHITE
LOLITA』を和姦のみにしたっていうのもあるんですよー。何事もバランスが大切ですからね。
■2006/01/16
■「兄とこたつと私」
昨日は久し振りに暖かい日でしたけど、今日からまた天気は崩れて寒くなるそうな……えぇ、16日の午前2時現在、雨がパラつき始めております。
早くも1月の半ばになってしまいましたね。2月27日発売の単行本『森の中の少女』の作業は先ほどようやくほぼ終了。表紙を含めたカラー4点も何とかカタチになりましたんで、このHPでも1月末辺りにはちょろっとお見せ出来るんじゃないかと。
単行本の〆切自体はカラーが今週中くらい、モノクロが月末でしたのでかなり余裕があったのですが、新刊発売の広告を打つであろう「コミックミニモン/4月号」用の原稿〆切も月末ですから、単行本作業がこの時期に終わってないと原稿の方に取りかかれないんですよね。や〜とにかく、間に合って良かった〜。
さてさて今日の日記は久し振り「COMIC RIN/14号」に掲載された「兄とこたつと私」について。「RIN」は11号の「カオルニオイ」以来かな? そんなに久し振りでもないか。
有名進学校に通う秀才のお兄ちゃんに勉強を教えて貰らう妹の悠月。しかしスケベで意地悪なお兄ちゃんは勉強中にもコタツの中で足を伸ばし、悠月のアソコをグリグリと……全然あらすじになってないけど、まぁそんな感じのお話。ボクお得意のお馬鹿な兄妹モノですね(笑)。
制作していたのは去年の12月上旬。冒頭の”ベットの下を覗く妹のパンチラを撮影する兄”というネタと”コタツの中で妹のあそこをグリグリする”というネタは、実は別々の話として考えていたものなんですが、どっちもそれだけではいまいちパッとせず放置されていたんですが、組み合わせてみたら1本の話になりました。(ちなみに前者は2年くらい前から考えていたネタで、後者はつい最近「クールな関係」の続編用に考えてました)。
指に描いた「ABC」はちょっと強引でしたかね(笑)。最初のネームの時点ではあの件はなかったんですが、最後まで描いてみてあまりに頭の悪い展開の話でしたから、ああゆうのもアリかな〜って。しかしこの話、冒頭といいオチといい、ボクの作品の中では近年にないくらいお馬鹿な話だったかもしれません。もちろん嫌いじゃないんですけど。
「COMIC RIN」は紙質が良いのか印刷が良いのか、すごくシャープに印刷されるので、頑張ってトーンを貼っても結構白く見えるモンですねー。コタツの中っていうのが一目で分かるように61番を貼っているのですが、思いの外薄いので効果がよく分からん(>_<)。全体的にももうちょっとベタの量を増やした方が良いのかもなぁ……ま、今回みたいに室内が舞台だとどうしても白くなりがちではあるんですけどね。
えー次の「COMIC RIN」での仕事は隔月予定ですので「16号」になるのかな? 「RIN」では徹底的に和姦ネタで行こうと思ってますので、そっち系がお好きな方は是非チェックしてやって下さい〜。
ちなみに「コミックミニモン」では和姦or陵辱、好きに描かせて貰おうと思っております(笑)。松文館では陵辱メインに行きたいとは思っているのですが、アンソロのテーマによってはそうも行かないことがあるんですよね……この間描いたツンデレアンソロでは「陵辱モノはツンデレではない」って言われちゃいましたし。
あ、そうそう、そのツンデレアンソロジー「つよきっ娘」が今月27日発売なのでもうすぐですよー。そちらには「素直になれなくて」というツンデレ幼なじみモノを描いておりますので、そちらも是非〜♪
さ、すぐに「コミックミニモン/4月号」用のネタを考えないと……何にするかなー? この間「小っちゃな恋のメロディ」の続編を描いちゃったから、「ミニモン」では久し振りに単発の短編を描くかなー。雑誌の発売が単行本と同時発売だから、気合い入れて描かないとね。
■2006/01/21
■雪の降る街を
今日は昼頃から東京地方でも雪が降るらしいです。朝方の現在、タバコ吸いがてらにベランダに出たらまだ雨っぽいのが時々降る程度。これが雪に変わるのかなー。
……や、雪と言えば北国の方、大変そうですね(>_<)。雪が少なければ少ないでスキー場等は大変かもしれませんけど、まぁ降るには降ってもモノには限度ってモンがありますよね。ここ数日のテレビはライブドアや耐震構造偽装問題がニュースのメインで豪雪関連の映像があまり流れませんが、ちょっとは落ち着いたからなのかなー? やー、とにかく頑張って下さいー(>_<)。
来月2月27日に単行本『森の中の少女』と同時発売の雑誌「コミックミニモン/4月号」掲載のお仕事、先日ネームのOKが出まして現在下書き中です。今回もネームはネタ出しに苦労したんですが、ネタが思いついたらその先は意外とスラスラ描けちゃいました。タイトルは「モモちゃんの日記」と言います。
小○校最上級生になったばかりのモモちゃんの、とある1日の出来事のお話。女子トイレが故障中とのことでやむなく公園脇の男子公衆トイレに入って慌てて用を足すモモちゃん。安心したところでふと気づくと、壁には穴が……訝しげに覗き込むと、隣には何と首つり自殺を図ろうとしているおじさんがいて……とそんな感じのお話です。
汎用性の高そうなタイトルからも想像つくかもしれませんが、ひょっとしたらこの話、連載という感じではないですけど、”連作”として描いて行くかもしれません。で、出来れば「さくらシリーズ」や「クールな関係」みたいに複数の単行本に跨って続く連作ではなく、理想では「イタズラの時間」のような短期集中型の連作に出来ればなーと。
日記っぽいスタイルの体裁で何かシリーズモノが出来ないかな〜とは結構前から考えていたんです。(と言うか、単行本未収録ですが「美夜の生徒会日誌」っていうヤツで2話ほど描いたこともあるんです(笑))。 今回のこれは相手の男もいろいろバリエーションを増やせそうだし、それに対するモモちゃんのキャラも面白そうなんで、自分でも結構楽しみにしちゃってます。編集長さんの反応がすこぶる良かったっていうのも、ノって描けそうな理由の1つですけどねー。まぁそれでも実際掲載された時の読者さんの反応があまりにもひどければ、全然別問題なんですけど……。あ、ちなみにこの「モモちゃんの日記」、上記のあらすじだけ読めば陵辱モノっぽいイメージが浮かぶかもしれませんが、歴とした和姦モノです。是非皆さん掲載をお楽しみにー。
や、掲載されるには〆切までに完成させなきゃいけないのは当然なんですが、これがまた結構厳しいんですよね……(>_<)。頑張ります。
■2006/01/28
■「素直になれなくて」
年が明けたばっかりだと言うのに、早くも1月が終わりそう……そろそろ確定申告の時期ですよー。支払い調書が出版社から届き始めましたが、残りは後3社ってトコかなー? まぁ出版社側が本格的に動き出すのは2月になってからでしょうし、年末に届いたフロム出版が早すぎなくらいです(笑)。そのうち暇を見つけて昨年度の領収書もまとめなきゃ。
本日の日記は昨日27日に発売された松文館のアンソロジー「つよきっ娘」に掲載された「素直になれなくて」というお話について。コレ、昨年末に依頼された新規アンソロジーで、テーマは「ツンデレ」です。
クラスの友達に”つき合っている”と噂されている奈緒と章太郎。奈緒はただの幼なじみだと反論するが、鍵を忘れて家に入れない章太郎を自分の家に久し振りに入れると、そこで意外な告白を受けて奈緒は……とかまぁそんな感じのお話。あらすじになってるかな? ま、いいか。
制作していたのは12月末から年始にかけて。何かと私的にも忙しい時期だけに〆切に間に合うかどうか不安だったのですが、わりとすんなり完成しました。もちろん手を抜いたワケではないのですが……なんでだろ、ここ最近はネームに苦労することはあっても、実作業は結構スムーズだったりするんですよねー。
そう、とにかくこの作品は話を考える段階が一番苦労したんですよー(>_<)。「ツンデレ」ってテーマが正直自分ではよく分からなくて(今でもあまり自信ありません(笑))、ツンデレとは、ツンデレとは……と考えているうちにドツボに嵌っちゃって、一度引き受けた仕事を初めて本気で断ろうかと思っちゃいました(笑)。(最悪年明け早々に断っても良いって言われてたんですけど、その場合どうしてたんだろ? それから他の人に依頼しても間に合わないよな……ツンデレの代原が用意してあったのかしら?)。
いや〜ホント、今まで「ロリ」や「妹」はもちろん、「お尻」、「おっぱい」、「ぶっかけ」、「輪姦」、「痴漢」等々いろいろなテーマのアンソロで描いて来ましたが、この「ツンデレ」は一番難しいテーマだったな〜。これまでツンデレっぽい作品は何作か描いていたんですけど、それらは「ツンデレ」なんて言葉を知らない頃に描いていた作品ですからねー。意識すれば意識するほど「ツンデレ」って言葉の意味と面白味が分からなくなって来るんですよ。これ、一応評判が良ければ「2」も出したいそうなんですが……個人的にはもうご遠慮したいテーマではあるんですよね(笑)。まぁまたお声が掛かれば頑張っちゃうんでしょうけど(そんなに仕事を選べる立場でもないですし(>_<))。
さてさて現在のお仕事状況はと言いますと、制作中の「コミックミニモン/4月号」用の原稿「モモちゃんの日記」、仕上げの10ページ目ってトコ。何とか今月中には完成しそうですね〜。
ちなみにこのモモちゃん、当初の考えでは髪の毛にトーンを貼るつもりだったんですけど、黒ベタに変えました。今回1作だけだったら良いのですが、もしシリーズモノになった場合、毎回髪の毛にトーンを貼るのはすごい労力ですからね。えぇ、「森の中の少女」で懲りたのです(笑)。
あ、そうそう、ボクの10冊目の単行本『森の中の少女』発売まで1ヶ月を切りましたね〜。次回の更新の時にはちょろっとくらい表紙画像をお見せ出来るかなー?
■2006/02/05
■冬真っ盛り
暖かい日が続くな〜と思っていたら、急に冷え込んだり。東京でも朝は氷点下になるそうな。皆さん体調など崩されておりませんでしょうかー? 普段は軟弱なボクですが、この冬は結構調子良く過ごせております。現在ヨメが風邪気味っぽいので、いつうつされる分かりませんけど……。
今月の27日発売予定の単行本『森の中の少女』の表紙カラー刷見本が昨日編集部より届きました。まぁほとんど自分の予定通り、予想通りなのであまり新鮮さはなかったのですが、これに光沢PPが掛かれば良い感じになりそうですよー。いよいよ発売間近だな〜と感じる瞬間です。
仕事の進行状況ですが、「コミックミニモン/4月号」用の原稿「モモちゃんの日記」は先月末に入稿済みでして、現在は「COMIC RIN」用の原稿「Restart(リスタート)」という作品に取りかかっております。幼なじみの2人桜子と祐介が揃って小○校を卒業。その卒業式の夜、2家族合同で2人の門出を祝うパーティー(親にしてみればつまりはただの飲み会)が開かれていたが、その席上桜子は全然女の子っぽく成長しなかったと父親に嘆かれる。「これでも一応立派な女の子だぞ」とちょっと心外な桜子。その憂さ晴らしではないが、桜子は1人自室に戻って……とまぁそんな感じのお話。つい先日描いた「素直になれなくて」にちょっと設定が似ちゃってるんですけどね。
あ、それとですね、この「Restart」、実は「COMIC RIN」の来月号「16号」に載るか、その次の「17号」に載るかまだちょっと決まってないんですよ。ネタが卒業式ネタなんで、出来れば3月発売の「16号」の方が嬉しいのですが、こればっかりは大人な事情も絡んで来ますんで何とも言えません。週明けには確定すると思うのですが、詳しいことは次回のサイト更新時にお知らせしますんでー。
ちなみに現在「Restart」の下書き16ページ目(全18ページ)。こんな回に限って恐ろしい程のスピードで進んでおります。もし掲載が4月発売の「17号」でしたら、えらい早く出来上がっちゃうな(笑)。
なぜこんなに焦って描いているかと言いますと……えぇ、実は1つ新規で雑誌の仕事話が舞い込んで来たんですよね。まだ正式なお返事は保留にさせて戴いているのですが、「描こう」と思った時に全く時間がないっていうのも困りものですしね。通常レギュラーな仕事も早いに越したことはないので……。
ただ……うーん、今のところの状況や気分だと、ちょっと厳し目かな〜と思っているのですが……20ページだっつーしなぁ(>_<)。
■2006/02/18
■ドキドキ感
前回の日記で「この冬は結構調子良く過ごせております」と書きましたが、これは高熱でダウンしたり仕事が出来なくなるような原因が明らかな”風邪”がないってだけのこと……実は今年に入ってから微妙な咳が続いてまして、万全な体調と言える日はそれほど多くなかったのです。でここ最近、微熱やら3日ほど前原因不明の目眩なんかがあったりしまして、こりゃ一度病院に行かなきゃいけないな〜と思いまして、昨日行って参りました。
や、まぁ詳しいことは分からなかったのですが、アレルギー性の何かかもってことで、大量の薬と共に変なカタチの吸引器を貰って来ました。見た目引き出し式の”メジャー”みたいな(あのメジャー正式名称なんて言うんだ?)。寝起き時と就寝時に1日2回、よく分からない薬らしき空気を吸い込んでおります。これ、効くんだろうか……余談は許さない状況です。咳が続くっていうのは良くないって言いますしね(>_<)。ま、これは医者にも言ってないんですが、タバコの吸いすぎっていうのも要因の1つかもしれませんけど。
制作中だった「COMIC RIN」用の原稿「Restart」は先日完成しまして、一昨日編集さんに受け渡しを致しました。18ページモノでしたが、順調に進みましたね。あ、ちなみにこの作品は「COMIC
RIN」の17号(4月16日発売)に掲載となりそうです。掲載されましたら是非〜。
で、次の仕事も4月末頃掲載予定のヤツなんですが、松文館の近親相姦系アンソロジーになりそうです。タイトルも分からないのですが、編集さんからは一応姉×弟モノで、と。兄妹モノなら多少のネタのストックがあったりするんですけど、滅多に描かない姉弟モノは完全に1から考えなきゃいけないので、ネームにはまた苦労しそうですねー。む〜、頑張ります〜。
2月27日発売の単行本『森の中の少女』、いよいよ発売まで後10日ほどとなりました〜♪ もちろんまだボクの手元にも現物はないのですが、何冊目になっても届くまでのドキドキは心地よいモンです。今回は特に初の長編モノですしね、やっぱり連載作が1冊にまとめて読めるっていうのは嬉しいですー。えぇ、もちろん届いてすぐはボクも一度全部読むんですよ。そこで誤字脱字に気づくとかなりの脱力感だったりするんですけどね……編集さんサイドのミスなら「しょうがないな〜」で済むんですけど、これがボク自身の見落としだったりすると……(笑)。
■2006/02/27
■「森の中の少女」
只今日々の生活が完全に昼夜逆転してまして、ここ最近太陽を見ておりません……トリノオリンピックを終わりましたし、そろそろまともなサイクルに戻さないと人としてダメになりそうです。不規則な生活は身体にも毒ですしねー。はぁ……それにしても今回のオリンピック、フィギュアスケート荒川静香の金1つですか……。
さてさて本日2月27日は10冊目の単行本『森の中の少女』発売日です。今日の日記はそれについてちょろっと書こうと思っているのですが……えぇ、案の定と言うか何というか、まだボクの手元に実本がありません(笑)。まぁ東京三世社の本は毎回発売日当日かやや遅れて届きますので、慣れっこですけど。実際にもう手に取って下さった方、どうでしたかー?
●「森の中の少女」プロット
こういうのお見せするの、初めてですかねー? 描いた絵をお見せするのと違って何だか妙に恥ずかしいのですが(笑)、まぁここをご覧になって下さる方々はわざわざHPを見に来て下さった方ですしね、たまにはこういうのがあっても良いかな〜なんて。
プロットというか……まぁ設計図ですね。これを書いたのは2003年の5月頃、あんまり行き会ったりばったりで連載を始めても絶対最後に破綻を来すので、連載モノの場合はこうやって大体の流れをまず最初に決めちゃったりします。(各話の細かいところはまた別で書いてるんですけどね)。(1)(2)…と丸数字で書いてある通り、当初の予定では8話完結で考えていたようです。結局最後の(8)が1話で収まり切らず、全9話になったんだっけな? まぁこの通りにそのまま行くことはないんですよ(笑)。
●「森の中の少女」連載中断理由
巻末のこぼれ話にもちょろっと書きましたが、この連載は「コミックミニモン」誌上で2003年8月号から2005年12月号までの約2年半かけて続いたワケですが……実は「第3話」と「第4話」の間で丸1年、隔月誌の「コミックミニモン」で言えば6冊分連載を休止していたんです。
もちろん当初は連続で描くつもりだったんですが、どうしても「第4話」の出だしが上手く描けず、半ば逃げ気味、筆休め的に1回だけの休載のつもりで短編「Holy Angel」(単行本『つるぺた天使』収録)を描いたんです。で、その直後の仕事が今は亡きT事務所経由で東京三世社のアンソロジーに描いた「図書委員メグちゃん」(『つるぺた天使』収録)。次こそは「森の中の少女」を……と思っていた矢先、「後1本描けば単行本を出せる本数が貯まります」との編集さんの声により、次のミニモンでも短編の「湯けむり天国」(『つるぺた天使』収録)を描いたワケです。
そしたらですね……あまりブランクが空いたせいか、「森の中の少女」に対する意欲が一気に萎えてしまったんですよ(笑)。その次のミニモンには「イタズラの時間・1」(『イタズラの時間』収録)というシリーズ物を描いたのですが、正直言ってこの時点で「「森の中の少女」はあの3話だけで、永遠になかったことにしよう」と思ってました(笑)。
ただ単行本にならない作品を3話も描いちゃった負い目や、「いや〜今度こそ「森の中の少女」を描こうと思ったんですけど…」という言い訳も面倒くさくなって来たので、「イタズラの時間」の「2」「3」、「小っちゃな恋のメロディ〜冬」(すべて『イタズラの時間』収録)を描いた後に、今度こそホントに「森の中の少女」を! と思い立ち、ようやく全9話描き切れたワケです……。
(そうすると今度は「イタズラの時間」3部作の単行本化が遅れるとの懸念があったのですが、諸事情により単行本『イタズラの時間』が急遽先に発行されることになり、結局は事なきを得ました。その辺の詳しいところは2005/04/30付の日記で)。
●後日談について
今回の単行本は全9話とちょっと少なめの台割りでしたので、書き下ろしページは7ページ。せっかく長編丸々1本のみが収録された単行本、いきなり明るい馬鹿な書き下ろしマンガを描くのも何でしたので、今回は『イタズラの時間』の時と同様、本編の流れを周到した後日談的イラストを4枚描いてみました。
詳しいことは見てのお楽しみ〜なんですが……個人的には2枚目と4枚目のシチュエーションが気に入っております。特に4枚目はそのままマンガで描いても面白いかな? とも思うのですが、まぁあそこまでマンガ化してたら少なくとも全12話ほどの大長編になっちゃいます(笑)。そこまで描き切る自信も精神力もありませんですよ……(>_<)。
さてさて11冊目となる次の単行本ですが……今回ばっかりは正直言っていつになるか分かりません〜。版元も茜新社になるか、初の松文館になるか微妙なところ……でもまぁ今年中、早ければ夏の終わり、秋口辺りには出せそうな気がしますので、もし今回の単行本がお気に召さなかった方はそちらを是非お待ち下さい。次の単行本は「WHITE
LOLITA」や「森の中の少女」のようにラブラブor凌辱に偏った本ではなく、わりと半々くらいの中途半端な本になるかと(笑)。
えーと、本日27日は「コミックミニモン/4月号」の発売日でもありまして、掲載された「モモちゃんの日記」については次回の日記で詳しく描きたいと思います。
ちなみに現在は松文館の近親相姦アンソロ用に「窓に浮かぶ黒い影」という作品を制作中。下書きの12ページ目……こちらについても詳しくは次回の日記で〜。
今回はコレ打ち込むのに時間が掛かりすぎました(>_<)。
■2006/03/06
■「モモちゃんの日記」
先週半ば、いきなり猛烈に歯が痛くなりまして、歯医者さんに行って来ました。歯医者は去年の11月にも行ってまして、その時は風邪が原因でちょっと歯が痛くなっているだけらしく、歯石だけ取って終わりだったんですけど、今回は完全に歯が悪いらしいです(>_<)。
ちなみに痛かったのは下の前歯。痛くて痛くて食欲もあまりなかったのですが、でも何か食べなきゃしょうがないので仕方なく肉まんとか買って来て食べてました。小さくちぎっては奥歯の方に押し込んで優しく噛んで……って、これがまた全然美味しく感じられないんですよ(笑)。仕事も全然集中出来ませんでしたしね、もう最悪な週でした。今も治療は行ってますが痛みは全くありません。つくづく歯って大事だな〜って思いましたね〜。
前回の日記は2月27日に発売されたボクの新刊『森の中の少女』について書いたワケですが、27日は「コミックミニモン/4月号」も同日発売。前回の告知通り、今日の日記はミニモン掲載の「モモちゃんの日記」について書いて行こうと思いますー。
○学校最上級生になったばかりの女の子上原モモちゃんの、とある1日の出来事のお話。女子トイレが故障中とのことでやむなく公園脇の男子公衆トイレに入って慌てて用を足すモモちゃん。安心したところでふと気づくと、壁には穴が……訝しげに覗き込むと、隣には何と首つり自殺を図ろうとしているおじさんがいて……とそんな感じのお話(2006/01/21より抜粋)。
制作していたのは1月下旬。首つり自殺を図る男を助けようとする女の子っていうアイデアは、何かを見て思いついたんですけど……忘れちゃった(笑)。それを女の子自身が書いた日記を読むように展開したら面白いかな〜と思って描いてみたんですけど、ご覧になった方、どんな感じでしたかねー?
女の子の名前はちょこっと悩みました。候補としては「みゆき」とか「かえで」とかありまして、ワリと普通っぽい名前を考えてました。で、「もも」とか可愛いかな〜? や、どうせならタイトルにも名前入れたいから「モモ」ってカタカナにしようかな〜? って……全然悩んでなさそうですね。そんなワケで「モモちゃんの日記」というタイトルになったんです。
ちなみにこの「モモちゃんの日記」、今のところ「イタズラの時間」(単行本『イタズラの時間』収録)のような短編シリーズ物にしようかな〜と考えております。基本的には短編ですから、読者側も連載モノと違ってどの回から読んでも話は解るし、何より作者側としてはどこで辞めても良いので気が楽なんですよね(笑)。ちなみに次回は小児科の話にしようかな〜なんて画策しております。
さてさて現在のお仕事状況ですが、現在松文館の「秘密の扉/vol.2」という近親相姦アンソロ用に「窓に浮かぶ黒い影」という作品を描いております。
3日前に引っ越してきたばかり一家の長女(お姉ちゃん)が、窓越しにこちらを覗く長い黒髪の女性の姿を目撃。弟に「霊でも見たんじゃない?」と自分自身一番畏れていた言葉を投げかけられ狼狽えるお姉ちゃん。しかし弟曰く、この家は霊が出てもおかしく曰く付きの物件だった……とまぁそんな感じのストーリー。
このアンソロ、成年マークなしの女の子向けの本らしいので修正が厳しいと思いますが、やってることはいつものボクのマンガのまま(笑)。こんなんで良いんだろうか……。
■2006/03/15
■花粉襲来
ども、国別対抗ワールドベースボールクラシック2次リーグ、一昨日の対アメリカ戦の審判の判定にまだ怒りが収まらないボクです。
歯医者の治療はようやく終わりましたよ〜♪ 最初は問題の歯を細く削って被せモノをするという方針だったらしいですが、前歯だし、そのうち年取れば嫌でも差し歯→入れ歯になったりもするワケで(笑)、何とか削らずにやってくれ〜とお願いしたところ、開けた穴を埋めるだけで終わりにして貰いました。
で……来ました、花粉症! 実は去年大したことがなく、花粉症ってどんな感じだっけ? と忘れていたくらいなのですが、気づいたら鼻水とくしゃみが……一瞬ホントに「また風邪ひいたか?」と思っちゃいましたよ、えぇ、これが花粉症でしたね(>_<)。今年は少ないと聞いていて少し油断してました。
近親相姦アンソロ「秘密の扉/2」用の原稿「窓に浮かぶ黒い影」は2日前に無事完成致しました。先月半ばに前の仕事が終わってから約1ヶ月。途中確定申告や単行本発行による事務処理をこなしていたとはいえ、思ったより時間かかっちゃんたんだよな〜。やっぱりオレ、姉モノってあんまりテンション上がらないんだろうか(笑)。
ホントは昨日編集さんへの受け渡しの予定だったのですが、急な私用で外出することが出来ず、お会いするのを今日にしてもらうことに。〆切までは後2週間程ありますので、2,3日の遅れはもちろんどうってことないのですけどー。
んで、その間は次のお仕事「コミックミニモン/6月号」用のネームをやっておりました。や、今回はストーリーも展開も大体のことは頭の中で出来ていた話なので、構図等では少々悩みはしましたがここ最近で一番楽〜に作業が進みましたよー。
タイトルは前回の日記でご紹介したヤツの続き「モモちゃんの日記(2)」です。
日記の日付は5月26日、ここ何年も健康だったモモちゃんが風邪を引いてしまい、幼稚園の頃以来という小児科に1人で行くことに……上半身裸になって診察が進んでいくのだが……とかそんな感じのお話。
ネームは昨日の早朝に編集部へFAX、返事が来たのがその日の朝8時半頃(笑)。お陰で爆睡中のボクはその時の電話に出れず、夕方留守電が入っていることに気づいて結局自分からかけることに(>_<)。何でこんなに早く出社してるんだ……? あ、ちなみに編集長さんの評判はなかなか上々でした♪ 気持ちよく作業に入れそうですねー。
そんなワケで、私用も終わりましたのでこれから「モモちゃんの日記(2)」の下書きに入ります。シリーズものなのでキャラ等は描き慣れてるし、今度のは順調に進められそうかなー?
■2006/03/24
■WBC日本優勝
ちょっとタイミングを逸しましたが……WBC日本優勝しましたね〜。準決勝の韓国戦、決勝のキューバ戦は非常に盛り上がりました。いや〜久し振りにスポーツであんなに興奮しましたよー。国を代表して戦う元祖オリンピックも好きですが、やっぱりサッカー&野球には勝てないなー。試合が朝だったり昼間だったりしたので、お陰でここ最近はすごく規則正しい生活時間で過ごしております。そろそろまた崩れそうですけどね。
一昨日久し振りに新宿の世界堂に行きました。早急に必要なトーンの買い出しが主な目的ですが、ペン先の替えも残り少なくなって来たのでそちらもケースで買うことに。Gペン144本入りで7350円、丸ペン36本入りで3150円……高ぇ(>_<)。
丸ペンって背景や集中線、偶に人物に使う程度で実はあまり使わないんですよ。そんなモンだからデビュー当時36本×4ケースを買った時には「一生なくならないかもな」なんて思っていたのですが……さすが消耗品、おそらく今回ので6ケース目になります。Gペンの方は人物他吹き出し等ほとんどをこれで描きますので、144本あっても結構すぐなくなったりするんですけどねー。
今回の買出しはトーンも120枚ほど買っちゃいましたので、合計で36000円ほど……やっぱアナログは定期的に金掛かるなー(>_<)。
さてさて現在制作中の「コミックミニモン/6月号」用の原稿「モモちゃんの日記(2)」、この間まで制作していた「窓に浮かぶ黒い影」が約1ヶ月もかかってしまったのでここは奮起、HP更新も放りだし一気にペースを上げて制作していたところ……先ほどもう完成してしまいました(笑)。約10日ほど? この差はなんだろう。
んで、これから三世社の編集さんより頼まれていたイラストボード2枚に取りかかります。DO!BOOKSの開店○周年記念だか何かのプレゼント用に使うって言ってたっけな? まぁ相変わらず詳しく知らないのですが(笑)、とりあえず頼まれたので描きたいと思います。
偶にこういったサイン的なモノを頼まれるのですが、昔から苦手なんですよー。コピック等でカラーにしたら見栄えも良くて喜ばれるんでしょうけど、ウチのカラー画材って言ったらMACだけですからね(笑)。色鉛筆すらないですよ……。 |
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